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都心近くでヤマメ狙う 釣果より出合える幸せ 福岡市・椎原川

2012年3月13日 カテゴリー:淡水魚 / 福岡 / 釣りニュース

 大都市・福岡の魅力の一つは海、そして山に近いことだ。その山の懐には渓流魚のヤマメも生息している。ヤマメ釣りがほとんどの河川で解禁になった。都心から車で40分。福岡市早良区の室見川上流の椎原川に数年ぶりに出掛けた。

 昨年の解禁直後は渇水に釣り師たちは苦戦したが、今年は雨の続くスタートになった。それだけに濁りが心配だったが、杞憂(きゆう)だった。椎原川は透明度の高い清い流れを保っていた。小さな渓流だけに餌釣りには向いた川だ。フライ、ルアーは投げるスペースの確保が難しいが、この日はルアーで攻めることにした。
 
 大きな落ち込みに5センチのミノーを。1投目。15センチのヤマメがあっさりと釣れた。これが今年初めてのヤマメだった。魚体にサビはなく、尾びれの縁の赤い、美しいヤマメだった。きれいな川はきれいな魚を育む。
 
 ゆっくりと大きなポイントを拾いながら釣り上がる。時折、ビィッ、ビィッと鳴く渓流の住人、カワガラスと擦れ違う。
 
 2匹目、これもまた、20センチの美しいヤマメだった。水量があり、雨で魚の警戒心も薄いためか、反応はよかった。雨が好条件をつくり出している。1時間半で5匹の釣果だった。
 
 椎原川は数釣り、ビッグサイズを狙える川ではない。そういった目的の釣りなら別の川がある。ただ、都心から至近距離で、1匹のヤマメと出合える幸福をじわっと味わえる川である。それだけに、釣ったヤマメはできるだけ放流する自然への礼もまた必要だろう。
 
=2012/03/13付 西日本新聞夕刊=


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