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のどかに川で遊ぶ 多彩な魚と豊かな時間 佐賀県・嘉瀬川

2012年4月17日 カテゴリー:佐賀 / 淡水魚 / 釣りニュース

 水ぬるむ春。川が呼んでいる。福岡、佐賀県境の脊振山から佐賀平野を抜け、有明海に注ぐ嘉瀬川。一日、この川と遊んだ。

 下流から釣り上がることにした。河原は菜の花の盛りだ。やぶでウグイス、遠くで揚げヒバリの声。のどかだ。地元の人が声を掛ける。「コイ釣りですか」。「いえ、ハヤ(オイカワ)釣りです」と答える。「大きなコイじゃないのか。まあ、小さなハヤもいいか」。ここはコイの多い川でもある。
 
 まずは「みどり」をベースにしたまき餌を団子状にする。仕掛けを流すコースへ、いくつか投げ込む。餌はクリムシ。何度か流すうちに浮きがすっと消し込まれる。この瞬間がいい。15センチのハヤだった。
 
 時折、姿を見せずにラインをぷつりと切るヤツがいる。ようやく、どうにか1匹をあげると30センチのニゴイだった。この魚はルアーでも狙える。ハヤ、ニゴイと遊んだ後、川上峡のこいのぼりの群泳を見て、上流に向かった。
 
 上流部はヤマメ域だ。余ったクリムシで誘ってみた。目印が動く。ヤマメではなくアブラハヤだった。餌釣りだとこの魚に悩まされるので、ルアーに変えた。
 
 先行者の靴跡がある。なかなかヒットしない。1時間ほど釣り上がってようやく、1匹の小さなヤマメと対面することができた。
 
 この日釣った魚種はハヤ、ニゴイ、アブラハヤ、ヤマメ。一本の川に、さまざまな魚が生きている。アユが解禁になれば、さらに川は釣り人に豊かな時間を与えてくれることになる。川釣りにはもってこいの季節だ。


=2012/04/17付 西日本新聞夕刊=


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