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割り箸大アジ、2時間で60匹 連日釣れ続ける 福岡県糸島市・芥屋漁港

2012年7月10日 カテゴリー:アジ / 福岡 / 釣りニュース

 それぞれの波止には釣り暦を熟知している常連の釣り師たちがいる。福岡県糸島市の崎原竜生さん(65)は同市の芥屋漁港の波止がホームだ。「今はアジが入れ食いですよ」 

 「昨日は2時間で60匹だった。アジは近所に配っても喜ばれるからね」
 
 大きさは俗にいう「割り箸大」。20センチ弱である。
 
 「こんなに連日、このような型のアジが釣れ続けることは少ないね」
 
 こうした旬に立ち会えるのは足しげく通っているからである。釣り雑誌などの情報に振り回されることもなく、いわば現場で知る幸福な恩恵ともいえる。
 
 仕掛けにも少しばかりの工夫があった。まき餌カゴの上にサビキを四つ、下に二つ。
 
 「これだと投げやすいし、仕掛けが絡みにくい。カゴを中心に上下でアジを誘うことができますからね」
 
 その仕掛けで一投。すぐに浮きが沈む。一投ごとに釣れる。時には一度に2、3匹…。きょうも「2時間で60匹」のペースである。
 
 崎原さんは3年前に仕事から退いてこの波止で過ごす時間が多くなった。大荒れの日は別だが、“晴釣雨釣”の日々。チヌ、クロ、バリなどを相手にしている。
 
 波止には見物客も少なくない。この日、私もギャラリーの一人だった。釣らなくても人が釣れば、自分が釣ったようにうれしくなるのが釣り好きな人に共通する心情である。
 
 崎原さんは「アジがいつまで釣れ続けるかはわかりません」と言った。そのときはまた、別の魚を狙うことになる。
 
 翌日、私もこの波止でさおを出した。まだ、釣れていた。 
 
=2012/07/10付 西日本新聞夕刊=


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