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福岡市・樋井川 “自己調達”高値なウナギ 夜釣りの上げ潮狙い

2012年8月 7日 カテゴリー:淡水魚 / 福岡 / 釣りニュース

 ウナギの稚魚の不漁でウナギ料理が高くなっている。それなら自分で天然ウナギを、と福岡市内を流れる樋井川へ出掛けた。

 日本人はもともと、ウナギを自ら捕って食べていた。カゴ漁、石積み漁をはじめ、釣りにしても穴釣りなど多彩だ。独自の文化が発達したのも身近な食材だったからだ。
 
 河口に近い樋井川。ウナギは夜行性だけに、釣りは夜の上げ潮が狙い目だ。ルアーざおを転用し、後は重りと針だけのぶっこみ釣りである。「餌はアサリがいい」とか「アユの切り身がいい」とか諸説あるが、この日はミミズにした。釣具店ではウナギ用のミミズを売っている。
 
 さおを2本出した。それぞれ、当たりを知らせる鈴を穂先に付けて、後は鈴の音を待つばかりだ。都心の川だけに、通行人も多い。「何を釣っていますか」「釣れましたか」。接客にも忙しい。
 
 チリン。当たりが弱い。ハゼだった。また、チリンチリン。さお先が曲がる。これは重い。ウナギかと思ったらなんとアカエイだった。
 
 スズキ釣りのルアーマンが意外と多い。ウナギ釣りは置きざおだけに、待つ時間を手持ち無沙汰と感じるならその間、スズキを狙っても面白い。
 
 初日はハゼ数匹とエイが1匹。2日目。鈴が激しく鳴る。早合わせは禁物だ。向こう合わせで十分だ。中くらいのウナギだった。
 
 蒸し暑い夜、鈴の音を待ちながらのウナギ釣りも一興だ。
 
 ウナギをそのままさばくことは素人には難しい。私はウナギを氷水に浸して、動きを緩慢にしてから包丁を入れている。天然ウナギの味はいうまでもない。 
 
=2012/08/07付 西日本新聞夕刊=


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