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関門独特の流し釣り 潮を読み、メイタ上げる 北九州市・海峡釣り公園

2012年10月 2日 カテゴリー:チヌ・メイタ / 福岡 / 釣りニュース

 関門海峡の釣りは強い潮流との戦いだ。その中でチヌ、メイタを狙ったフカセの流し釣りは海峡独特な釣りでもある。北九州市戸畑区の志手秀生さん(60)は週2回、同市小倉北区西港町の日明・海峡釣り公園に通っている。

 この公園は駐車代、入園料も無料だ。休憩所には売店もあり、即席麺、パンといった簡単な食事ができる。また、オキアミからまき餌、ルアーなどの釣り餌、道具も売っている。海峡に250メートルの桟橋が突き出る。
 
 「海峡の真ん中で釣っている感覚です。西流れを待ちましょう」
 
 関門海峡の潮見表には干満の時間だけではなく、「東流れ」「西流れ」の時間のほかに、流速(ノット)まで記してある。東西の流れは海峡両端の潮位の差によって生まれる。
 
 志手さんは「西流れ」の時間帯を重要視する。志手さんは重り2号で、ハリスは4メートル。浮き下は2さお半。ハリスにはガン玉を3個打つ。餌はオキアミ。「潮の流れでガン打つ位置を変えたり、ガン玉を減らしたりします」
 
 潮への工夫は釣り人それぞれにあるようだ。桟橋下に投げ込んだ浮きが潮に乗り、流れていく。 「50メートル近く流すことがある」。フカセの魅力は浮きが消し込む瞬間だ。
 
 まず、キスが釣れた。少し、浮き下を短くした。コダイが釣れた。そしてようやく、志手さん本命のメイタが上がった。潮をどう読むかは釣り人の永遠の課題だが、この海峡はその難易度をあげている。
 
 「ここのベテランから釣り方を習っています」。志手さんが言うように、初心者はここの先達に教えを請うことが釣果に結びつく。
 
 今からメイタの流し釣りのシーズンだ。桟橋ではサヨリ、アジゴなどほかの釣りも楽しめる。
 
=2012/10/02付 西日本新聞夕刊=


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