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厳寒期の大物狙い イシダイ 悪天候で「撤退」 長崎県・江ノ島

2014年2月19日 カテゴリー:イシダイ(イシガキダイ) / 釣りニュース / 長崎

 海水温が低下する1月。イシダイ釣りシーズンは終末期となる。しかし厳寒期は大物一発!の可能性も大。今年の初釣りは五島灘、江ノ島の離れ瀬で幻魚・イシダイへの挑戦となった。 

 長崎県西海市の江ノ島は五島列島のすぐ手前。海底の地形が複雑で潮流も速いため、わが国屈指の好漁場だ。イシダイも60センチ級が数多く仕留められている。
 
 1月12日早朝、同市の崎戸港から渡船「恵漁丸」で横瀬へ。相棒はNさん(匿名希望)、この人は2年前、江ノ島で69センチのイシダイを上げている。
 
 この日の海況は北西の風強く、波高2メートル。上空は鉛色の厚い雲に覆われていた。でも、この時期はこんなもの。さっそく瀬の周囲を見て回る。
 
 すると、船着け付近に海溝が走り、緩やかな反転流がヒタヒタと寄せていた。条件は最高! 「これなら来る」と確信した。ガンガゼを餌に、海溝へ仕掛けをはわせた。それから2時間。氷雨に打たれ、飛沫(ひまつ)をかぶり、忍の一字。9時すぎになってようやくアタリが出始めた。
 
 時合い到来か。慎重に愛竿(あいかん)(プロフィールド石鯛)を構えた。Nさんも真剣なまなざしでさお先を見つめている。
 
 と、その時、船長から電話。「しけてくるので撤退します」。「えぇ~!?」
 
 とは言っても船長の指示は絶対だ。まさに後ろ髪を引かれる思いで道具を片付けた。大自然と対峙(たいじ)する釣りは「運、根、勘」がモノをいう。天気を的確に判断し、運を引き寄せるのも釣技(ちょうぎ)のうちか?
 
=2014/02/18付 西日本新聞夕刊=


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