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玄界灘のカジキマグロ 203キロ、3.6メートルと格闘 福岡市の木寺さん オリジナルルアーで

2015年4月29日 カテゴリー:海水魚(その他) / 釣りニュース / 長崎

ヘミングウェーの小説「老人と海」は巨大なカジキマグロと格闘する老人の物語だ。カジキマグロは南のビッグフィッシュのイメージがあるが、玄界灘にも回遊している。福岡市中央区港2丁目、木寺順治さん(55)の「ポセイドン」は九州では唯一のカジキマグロ専門のルアーショップで、特にルアーは玄界灘用のオリジナルだ。

 木寺さんは長崎県・対馬出身。「木寺船具店」の2代目だ。対馬周辺の玄界灘でカジキマグロを漁業者が釣っていることを少年時代に耳にしていた。漁ではなくゲームフィッシュとして狙い始めたのは1995年。福岡でも開いていた船具店をルアーショップに変えてからだ。
 
 「自分より大きな魚を釣りたい」。木寺さんによれば非漁業者のトロールでのカジキ釣りは沖縄県以外は各県の条例で禁止されているという。長崎県に許可を得て97年から年1回、玄界灘で「ビルフィッシュ(カジキマグロ)トーナメント」を開いている。
 
 カジキマグロ釣りは船長と釣り手、サブの3人がチームになる。これまで釣った最大は203キロ、3・6メートル。ライン50ポンド(12号)クラスとしては一時期、日本記録だった。
 
 「仕留めるのに4時間かかり、腰が痛くなりました」。オリジナルルアーはトビウオ、サンマに擬したタコベイトだ。カジキマグロ用ルアーは主に米国製で価格は1個2万~3万円と高く、木寺製はそれより安い。
 
 木寺さんは日本各地の大会へ遠征し、カジキ釣りを熟知している数少ない人だ。店は昨年に夫人が開いた「エムズカフェ」と同居しており、名物のカジキバーガーを食べながら玄界灘のカジキ物語を聞くことができる。
 
=2015/04/28付 西日本新聞夕刊=


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