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「藤原流」のヤマメ釣法 餌釣りをヒントに 熊本県・川辺川

2015年6月10日 カテゴリー:淡水魚 / 熊本 / 釣りニュース

 釣り人は釣り方についてそれぞれ工夫を重ねている。福岡市の写真家、藤原武史さん(47)のヤマメ釣法はルアー釣りだが、餌釣りにヒントを得た「藤原流」ともいえる。その極意は何か。

 藤原さんのホームリバーの一つは熊本県の川辺川である。「風景を釣る」にふさわしい川だ。
 
 「ヤマメ釣りで最優先するのはロケーションです。きれいな水にきれいな緑。渓相(渓流の様相)が一番重要です」
 
 藤原さんのヤマメ釣りは餌釣りでスタートした。ルアーにスイッチしたのは4、5年前だ。餌釣りには「食い波がある」という。
 
 「食い波」とは川の落ち込み、流れ込みなどでヤマメの餌が流れていく「水中の道」だと言っていい。底近くにいるヤマメがその餌に飛びつく。
 
 藤原さんは落ち込みのすぐ上流にルアーを入れ、その流れに任せてルアーを落ち込ませ、時々、水中でのキラキラ感を演出するためにロッドを上げ下げする。
 
 愛用ルアーはデュオ社の水に沈むシンキングミノー「リュウキ」で、色は「テネシーシャッド」と「アカキン」(いずれも5センチ)の二つだ。
 
 「この釣り方はバラシも多いから3本フックではなく、シングルフックにするとバラシが少なくなる」
 
 時々、ロッドを上げ下げするのは誘いと同時にルアーが底の石などに引っ掛かることを避けるためでもある。
 
 この釣法の利点はもう一つ。
 
 「一日中釣っても手や腕が疲れないことです。激しいロッドの誘いの動きが少ない釣り方ですから」
 
 落ち込み、流れ込みなど水深のある深場だけに効く釣法に思えるが、そうではない。
 
 「ザラ瀬でも同じ要領で釣れます」
 
 夏場に入り、ヤマメも瀬に出る季節だ。この「藤原流」を加えればヤマメ釣りのテクニックはもっと広がりそうだ。
 
=2015/06/09付 西日本新聞夕刊=


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