70センチ3キロのヒラマサに衝撃 マダイ、クロも釣果 佐賀県唐津市・馬渡島
福岡市博多区の芳賀肇さんは、初釣りを年明け早々に計画したものの、悪天候になったり、釣行日がウイークデーなので同行者が不足し、出船が中止になったりして、なかなか実現しなかった。佐賀県唐津市鎮西町の馬渡(まだら)島に渡ることができたのは、1月17日だった。
瀬渡し船「金盛丸」(浦丸清広船長)=0955(82)9056=は午前6時、唐津市の名護屋港を出発。芳賀さんは馬渡島北西岸の地磯“コンカワ”に上がった。芳賀さんの狙いはマダイとヒラマサ。過去の記録より1センチでも長く、10グラムでも重い物を釣りたいと、仕掛けもそれらの大型魚に引き負けないものにした。
浮き下はさお3本分。餌は刺し餌、まき餌ともにボイルオキアミで、カゴに詰めるのは解凍した物と半解凍の2層にしている。着層したカゴからさおをしゃくって一度に放出するのではなく、流れのまま自然に落下していく。切れ目のなさが、狙う魚にアピールすると確信があるし、実績の裏付けもある。
しかし、釣り場の後ろが切り立った壁で、思い切った遠投ができないうえ、潮の状態も悪く、浮きは10メートルの範囲で左右にうろちょろしていた。餌取りも多いが、小魚が掛かるような針ではない。
気持ちの張りを失わずに投げ続けていると、餌が針に残るようになった。チャンス到来と思ったその数投後、鮮明な当たりで浮きが海中深く引き込まれた。30センチのマダイ。それから間を置かずに同型のクロが釣れた。その後はまた餌取りが戻ってきた。
午後2時の納竿(のうかん)が迫ったとき、浮きが海中に走った。糸ふけを取る間もなく、衝撃は直接、さおにきた。70センチ3キロのヒラマサだった。
=2012/02/07付 西日本新聞夕刊=


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