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“引退”審判員が再登板 玉竜旗 八女の67歳御手洗さん 人手不足年齢制限を緩和

玉竜旗男子の部で、審判員を務める御手洗敏生さん=福岡市博多区のマリンメッセ福岡
玉竜旗男子の部で、審判員を務める御手洗敏生さん=福岡市博多区のマリンメッセ福岡
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 玉竜旗高校剣道大会は29日、男子出場547チームの頂点を決めるフィナーレを迎えた。男女合わせて6日間の大会で、熱戦を支える審判員は約250人。大会は主に平日行うため、大会本部は人員確保策として今回、審判員の年齢制限を「65歳以下」から「68歳未満」に引き上げた。2年前に玉竜旗を一度は“引退”した八女地域剣道連盟の御手洗敏生理事長(67)もこの日、大舞台に再び立ち、高校剣士の一打一打に向き合った。

 会場では、同時進行する10の試合でそれぞれ主審1人、副審2人が交代で担当する。激しく競り合う剣士に合わせ審判員も機敏な動きが求められ、身体的負担が大きいことから、昨年まで「65歳以下」と決めていたが、企業の定年延長や再雇用の増加などで平日に審判をできる人が減り、制限を緩めたという。

 御手洗さんも60歳で企業を定年退職後、審判員として玉竜旗に関わってきたが、昨年は年齢制限で審判員を務められなかった。今年は九州豪雨の影響で、被災地の審判員が参加できないと聞き、急きょ、助っ人として参加した。

 高校時代は自身も玉竜旗に出場し、今も週2回、稽古に励む教士7段。28日は7試合を担当した。1試合は約30分で、剣士の熱い一打を見逃さないよう極度の緊張を強いられる。それでも熱戦を展開する高校生たちを前に「まだまだ大丈夫」と張り切る御手洗さん。「高校時代で燃え尽きず、ぜひ生涯、剣道を続けてほしい」と温かいまなざしを向けた。

=2017/07/29付 西日本新聞夕刊=

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