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高千穂 堂々復活準V 26年ぶり決勝 社会人との稽古生きる

【男子決勝・九州学院‐高千穂】激しい攻防を繰り広げる近本(九州学院・右)と清家(高千穂)
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【男子決勝・九州学院‐高千穂】決勝で九州学院に敗れ、肩を落とす高千穂の選手たち
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 名門復活への道しるべとなった。高千穂が男子では4度目の頂点に立った1991年以来となる決勝に進出した。最後に凱歌(がいか)こそ上げられなかったが、胸を張れる準優勝だった。

 絶体絶命だった育英との準決勝。大阪市出身の大将がやってのけた。清家羅偉(せいけ・らい)=3年=は相手副将を面で倒し、大将には小手を見舞ってけりをつけた。逆転の2人抜き。「今度は負けるわけにいかなかった」。春の全国選抜では2回戦で屈した相手に雪辱した。ただ決勝では完敗。清家も「九州学院は強い。足さばきが違う」と脱帽した。

 清家は中学から親元を離れ、日本代表でもあった父宏一さんが通った高千穂中、高千穂高で竹刀を振り続けた。大都会から山あいの静かな町へ。「剣道だけに集中できた」。天孫降臨の地は、剣に打ち込むにはもってこいの場所だった。

 昨年64強に終わった高千穂剣士たちは、飛躍を図ろうと、5月に清家の父宏一さんが勤める大阪府警に出稽古した。「2日間、ぼこぼこにやられた。でも鍛えることができた」と野口貴志監督は振り返る。足さばき、打突の力強さ…。社会人の力強さを肌で感じた。その経験を優秀選手に選ばれた清家や中堅の林拓郎(3年)らが生かした。

 4度の優勝を誇る女子も2004年を最後に優勝から遠ざかっている。復活を願う卒業生や関係者から今年、遠征用のワゴン車が部にプレゼントされた。「お世話になった人たちのためにも何とかしたかった」と清家。

 26年ぶりの決勝進出で周囲への期待に早速応えたが、ここで満足はしない。「1位と2位は全然違う」と野口監督。それはチームの総意だ。さらに喜んでもらうため、やることは一つしかない。

=2017/07/30付 西日本新聞朝刊=

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