鈴木竜が優勝 ヤンググランプリ 【平塚】

■ヒーロー

 鈴木は真っ先に「拓矢君の頑張りに尽きます」と、自分の前で先行してくれた同県同期の吉田に感謝した。直前も練習を共にしたライバルとは「いい関係だと思います」。この優勝で、さらに絆は深まるはずだ。「(武田豊樹など)先輩たちも見ているし、力を出し切ろうと思った」。表彰式後に、来場していた師匠・戸辺裕将にも報告。周囲の支えあっての勝利だと実感した。

 苦しい1年だった。昨年は2度のS級Vを飾るなど吉田や新山響平と並ぶ大型新人と騒がれたが、今年はここまで優勝なし。同期が記念優勝やG1優出を成し遂げる中、「トレーニングもすぐに結果が出なくて苦しかった」と打ち明けた。その分、この勝利を「素直にうれしいです。今年をこういう形でしめくくれて良かった」と口元を緩めた。

 この優勝で来年のビッグレース出場など、視界が広がった。「G1でも先行でしっかり戦えるように頑張りたい」。この1勝を飛躍のきっかけとするために、23歳の若武者は鋭いまなざしで前を見据えた。 (野口)

=2017/12/30付 西日本スポーツ=

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