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剣道・玉竜旗

玉竜旗 平成22年ニュース

最終日 福大大濠 強気で頂点 2年生大将 引きゴテ鮮やか 竹ノ内「監督に学んだ技出せた」 ほか

2010年07月30日 11:40
【玉竜旗男子決勝・福岡大大濠-九州学院】東郷(九州学院・左)に決勝のコテを決めた竹ノ内(福岡大大濠)
【玉竜旗男子決勝・福岡大大濠-九州学院】東郷(九州学院・左)に決勝のコテを決めた竹ノ内(福岡大大濠)
 平成22年度玉竜旗高校剣道大会最終日は29日、福岡市博多区のマリンメッセ福岡で64チームによる男子の5回戦以降が行われ、昨年史上初めて決勝進出を逃した九州勢は、2年ぶりの決勝対決で争い、福岡大大濠が九州大会覇者の九州学院(熊本)を破って6年ぶり5度目の優勝を果たした。

 福岡大大濠は決勝で竹ノ内佑也(2年)が大将同士の争いで延長の末にコテを決め、決着をつけた。5度の優勝経験がある九州学院が決勝で敗れたのは初めて。

 九州勢はほかに東福岡が4強入りし、8強をノーシードの糸島(福岡)、大分を含む6校が占めた。関東大会優勝の桐蔭学園(神奈川)が4強入り。昨年優勝の明徳義塾(高知)は準々決勝で敗退した。大会優秀選手には竹ノ内ら10人が選ばれた。

    ×      ×

 ●福大大濠 強気で頂点 2年生大将 引きゴテ鮮やか 竹ノ内「監督に学んだ技出せた」

【玉竜旗男子決勝・福岡大大濠-九州学院】大将・竹ノ内の決勝のコテが決まり、喜ぶ福岡大大濠の選手たち
【玉竜旗男子決勝・福岡大大濠-九州学院】大将・竹ノ内の決勝のコテが決まり、喜ぶ福岡大大濠の選手たち
 肝の据わった2年生大将が、張り詰めた空気に終止符を打った。延長までもつれた九州学院との決勝。福岡大大濠の竹ノ内佑也が、引き技が得意な相手大将・東郷のお株を奪う引きゴテを決めた。

 「ここで勝たないと大濠の大将とは言われないと思って。意地というか、根性で勝ちました」。勢い余って場外の掲示板に激突するほど、手応え十分の1本。6年ぶりの優勝をもたらし、笑顔を輝かせた。

 再三のピンチにも、強心臓ぶりを発揮した。近畿王者の上宮(大阪)に挑んだ6回戦で再延長を制すと、準々決勝の大分戦では中堅以降の3人を一気に抜いた。「練習試合で戦ったことがあるので、負ける気はしなかった」。メンを中心にオール2本勝ちで逆転勝利。この試合まで流れに乗りきれなかったほかの4人を支え、頂点へ導いた。

 竹ノ内は黒木貞光監督と同じ宮崎県高岡町(現宮崎市)出身で、小中学時代に通っていた道場「高岡練士館」の指導者も福岡大大濠出身。小学6年時、道場まで練習に来た同校生に目を奪われた。「見たこともないほど跳んでメンを打つ姿が格好よくて。黒木監督は中3のときに『1年生からレギュラーになって、日本一になろう』と言ってくれた」

5度目の優勝を果たし、玉竜旗を受ける福岡大大濠の川原
5度目の優勝を果たし、玉竜旗を受ける福岡大大濠の川原
 2年前の道場対抗の全国大会個人戦で優勝に結び付けた飛び込みメンに加え、高校で黒木監督や先輩の打ち方を目で盗み、引き技やコテ、ドウを習得。あこがれの高校で、全国一の目標を実現させた。「決勝は引き技を狙っていた。引きゴテなんて実戦で決めた記憶がない。勝手に体が動いた。高校で学んだことを全部出せた」と感謝した。

 「(6回戦で近畿大会優勝の)上宮に勝って上位に行けるとは思ったが、優勝なんて…。竹ノ内はハートがしっかりしていた」と黒木監督。今年還暦の恩師に最高の贈り物を届けたが、竹ノ内の目標は尽きない。「全国総体と来年の玉竜旗も還暦祝いにする。追われる立場でも負けない」。強いハートを持った大黒柱が、来年も主役になる。 (末継智章)

 ●優勝メンバーひとこと

 ▼先鋒・平井仁志(2年)「ずっと後ろに回して、負担をかけてしまった。優勝は先輩に感謝です。来年は自分が働いて勝ちたい」
 ▼次鋒・梅ヶ谷隼(2年)「関東大会優勝の桐蔭学園戦を全員で勝てたのがうれしい。自分は全然駄目だったけど、みんなに助けられた」
 ▼中堅・川原淑央(3年)「準決勝から体が動きだし、決勝で前が負けたのを1人返して、1試合でもチームの力になれてよかった」
 ▼副将・樫原圭亮(3年)「桐蔭学園戦を自分で決めたが、決勝で大将に回してしまったのが悔しい。竹ノ内に助けられた」
 ▼大将・竹ノ内佑也(2年)「決勝は、ここで勝たないと大将とは言われないと思った。最後は勝手に体が動いていました」
 ▼南園宗史(3年)=宮崎市出身の竹ノ内と同郷で同じ道場出身=「初戦で4人抜きをしたのが思い出。全員で力を合わせて勝てたのが最高。インターハイ(総体)も優勝を狙いたい」
 ▼窪俊充(3年)「(次鋒で出た3回戦で)自分が大事なところで負けたことに悔いが残る。もっと自分の剣道をしたかった。周囲のみんなに感謝したい」

 ●男子決勝

福岡大大濠(大将同士)九州学院
×平 井  引き分け  榎 本×
●梅ヶ谷   - メ、メ古田真○
○川 原メ  -    古田真●
×川 原  引き分け  古田和×
×樫 原  引き分け   辻 ×
○竹ノ内コ  -    東 郷●
     (延 長)

 ●戦評

 福岡大大濠の中堅・川原の思いきりのよさ、大将・竹ノ内の冷静さが大旗を引き寄せた。

 手の内を知る両校の対戦。警戒して思い切った技をなかなか出せなかった。先鋒同士が引き分けた後、福岡大大濠は次鋒の梅ケ谷が敗れてリードを許したが、中堅の川原が思い切ったメンを打ち込んで流れを変えた。次鋒を抜き、続く中堅には引き分け。副将同士が引き分けて迎えた大将同士の決戦では竹ノ内が、東郷の一瞬のすきを見逃さなかった。つばぜり合いから引きゴテ。勝負を決めた。

    ×      ×

 ■男子総評

 ●九州勢は来年も楽しみ

 ▼福岡県高体連剣道専門委員長 嶌末秀一氏

 優勝をかけた大将同士の戦いは、お互いの持ち味が出ていた。敗れたとはいえ東郷はスピードを生かして入り込み、引きメンなどで脅かした。福岡大大濠の竹ノ内は遠間からメンを打ち込み、入り込まれても崩されることなく対応した。それでも決勝は有効打突が2本ずつの計4本。両校とも慎重になっているわけではなかったが、もう少し打ち合ってほしかった。

 九州勢はベスト8に6校入り、確かな存在感を示した。福岡大大濠、東福岡、福岡第一、糸島の福岡県勢4校に九州学院、大分。持ち味の相手を崩す足に加え、正面からも打ち込む。心強かった。福岡大大濠、健闘した糸島などは2年生も活躍した。今大会で手にした自信と課題を胸に、けいこに励んでほしい。九州勢は来年も楽しみだ。

 全体的に好試合が多かったが、女子同様、間の切り方が淡々としすぎているのは気になった。時間を空費するだけのつばぜり合いは確実に減っている。ただ、離れてはドカン、ドカンと打ち合うのは剣道ではない。剣先の練り合いを、もっともっと心掛ける必要がある。

    ×      ×

 ●優秀選手

福岡大大濠 竹ノ内佑也 2段(2年)
福岡大大濠 樫原 圭亮 3段(3年)
九州学院  東郷 知大 3段(3年)
九州学院  榎本 雄斗 3段(3年)
桐蔭学園  北川 清太 3段(3年)
東福岡   蓮井 寿宗 3段(3年)
明徳義塾  宮本 浩平 3段(3年)
大  分  佐藤 知輝 2段(3年)
福岡第一  坂井 駿介 3段(3年)
糸  島  高城 聖也 2段(2年)

=2010/07/30付 西日本新聞朝刊=

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