南筑、今年も快進撃 金鷲旗柔道女子

福嶋(南筑・右)は返し技で中村(夙川学院)から技ありを奪う
福嶋(南筑・右)は返し技で中村(夙川学院)から技ありを奪う
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 平成25年度金鷲旗高校柔道大会第2日は熱戦がスタート。女子は4回戦までを実施し、敬愛(福岡)と阿蘇中央(熊本)、沖学園(福岡)、南筑(同)の九州勢4チームが16強入りした。春の全国選手権を制し、金鷲旗での2連覇、さらに柔道は福岡が会場となる全国総体の「3冠」を目標に掲げる敬愛は危なげなく勝ち上がった。23日は5回戦から決勝まで行われる。

 男子では2連覇を目指す東海大浦安(千葉)や大牟田(福岡)、柳ケ浦(大分)などが3回戦進出を決めた。

 10人抜きは女子で星翔(大阪)の長岡真由(3年)が達成。女子18人、男子35人が5人抜きを果たした。

 ◆シード破り16強入り 南筑

 ピンチで出番が訪れた南筑の大将、福嶋千夏主将(3年)は気合を入れ直した。春の全国選手権8強のシード校、夙川学院(兵庫)との4回戦。先鋒から中堅までの3人が引き分けた後、体重115キロの相手副将に1人抜かれた。「意地でも勝つ。気持ちだけ」。福嶋は巧みに相手の懐に入り込むと、43キロ差をものともせず鮮やかな背負い投げ。一本勝ちを収めた。

 相手大将との一戦も返し技で技ありを奪って優勢勝ち。「みんなで頑張ってきた結果です」。2年連続となる16強入り。秀岳館(熊本)との3回戦に続いて大将同士の闘いを制した福嶋を中心に、歓喜の輪が広がった。

 3回戦から先鋒を務める松尾美沙(3年)以外、中学時代に全国レベルの大会で活躍した選手はいない。70キロ級で今年、九州大会と九州ジュニアを制し、8月の全国総体にも出場する福嶋も目立った実績はない。選手たちは高校で鍛え抜いて強くなった。

 広瀬豊彦監督らの指導を受け、福嶋は組み手のバリエーションを地道に増やした。攻め手が広がり「どんなタイプの相手にも対応できるようになった」と成長を実感。さらに福岡県久留米市の学校近くにある高良山を毎朝、野球部員たちと一緒に走り込んで足腰を鍛えた。雨天時には室内で一緒にトレーニングに励むこともある野球部は今夏、福岡大会で準々決勝進出を決めている。甲子園を目指す野球部に対し、福嶋は「私たちも負けるわけにはいきません」。

 チームの目標は3位以上。5回戦では昨年敗れた帝京(東京)と対戦する。「昨年、同じところでやられているので何とかしたい。勝てば3位以上も期待できる」と広瀬監督。昨年に続く南筑の快進撃から目が離せない。

=2013/07/23付 西日本新聞朝刊=

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