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第89回全国高校野球選手権 東福岡(福岡・8年ぶり4度目)関連記事

2007年 8月 13日 掲載

劇的 得意の粘り 猛攻に応援席歓喜 東福岡 県勢が初戦突破

070812_fuku.jpg ▽1回戦(第3試合)
桜井(富山)
 00030000000=3
 00100000201=4
東福岡(福岡)
(延長11回)

 8年ぶり4度目の夏の甲子園大会出場となった県代表の東福岡は11日、1回戦で富山の桜井と対戦。2点差を9回裏に追い付く粘りをみせ、今大会初の延長戦に突入。11回裏に無死満塁から四球で押し出しとなり、4-3で劇的なサヨナラ勝ちを飾った。県勢では、昨年夏の福工大城東に続いて2年連続の初戦突破となる。2回戦は16日の第2試合で広島の広陵と対戦する。
     ◇
 ◆出だし好調
 東福岡のマウンドは地方大会すべてで先発した水落雄基投手。初回を0点に抑え、2、3回は5者連続三振の好投をみせた。「ストレートが走っていた」と水落投手。父雄二郎さん(48)は「ドキドキしたけど、無事に抑えてくれてひと安心」。

 1回裏の攻撃は、3番鶴田翔平選手がレフト線へ長打を放つも、三塁を狙ってタッチアウト。母弘子さん(46)は「まだこれから、頑張って」。

 試合が動いたのは3回裏。東福岡の7番熊谷太樹選手が安打で出塁。甲子園に来て体調を崩し、一時は練習を休んだ1番酒井憲人選手の左前適時打で1点を先制した。

 ◆リード許す
 4回表に桜井が猛攻。長短打にミスも重なり、3失点。2点を追う展開に、スタンドは静まり返った。だが、詰め襟姿の応援団は「フレー、フレー、ヒガシ」と声をからす。団員の堀泰祐さん(3年)は「県大会から団員7人で応援している。スタンド中を走り回って盛り上げる」。

 中川太一選手の父純一さん(48)は「まだまだ、これから」と地方大会同様の逆転劇を期待した。

 ◆逆転信じて
 7回裏の攻撃前、スタンドは選手を勇気づけようと校歌熱唱。野球部で応援リーダーの堀之内大地さん(3年)は「たくさんの生徒の声援が選手にも伝わるはず」。

 大詰めの9回裏、願いは通じた。二死2、3塁から熊谷選手がセンター前に同点打。興奮状態のスタンドは太鼓に合わせて「いけ、いけ」の大声援が沸き起こった。

 そして11回裏、無死満塁からの四球でサヨナラ勝ち。校歌斉唱後、笑顔で一礼する選手にスタンドからは「よくやった」「次も頑張れ」の声と盛んな拍手が送られた。

【写真】9回裏、同点に追いつき、喜びを爆発させる東福岡の応援団