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2007年 8月 16日 掲載

神村学園 収穫の夏 完敗にも「次は全国制覇」

0816kago_03.jpg ▽2回戦(第3試合)
帝  京(東東京)
 006001200=9
 200000000=2
神村学園(鹿児島) 

     ◇

 神村学園は初回二死三塁から、鶴田の2点本塁打で先制。だが、2点リードの3回無死2、3塁から連打などで逆転を許し、この回、大量6点を奪われた。その後も帝京の攻撃をくい止めることができず、6回と7回に追加点を許した。
 神村学園は帝京の先発・高島を立ち上がりこそ攻略したものの、2回以降は、140キロ台の速球に反撃の糸口がつかめず得点できなかった。

【写真】3回表帝京無死二、三塁、本間(左)に逆転の2点適時打を打たれ、打球を見つめる盛(手前)
 
     ◇

 ●2年・鶴田先制弾 貴重な経験 自信に
 視線は早くも次の甲子園をとらえていた。帝京に先発全員安打を許し、2-9の完敗を喫しながら神村学園の山本常夫監督は「この夏の経験を糧に何が何でも来春と来夏の甲子園に出て、選手とともに全国制覇を目指します」と言い切った。そう言える戦いを、ナインは今夏、見せてくれた。
 強豪相手に先手を取った。初回二死三塁から鶴田が左翼席へ大会14号となる2ランで2点を先制。これが、神村学園ナインに油断を生んだと山本監督は反省した。「ベルトから下のストレート狙いを指示し、その通りに打ってくれた。ただ、あの先取点で少し攻撃が雑になった」。2回以降、大振りが目立ち追加点を奪えなかった。
 逆に、先発した盛は本来の投球ができなかった。3回は、走者を出せば走られるの繰り返しで6失点。「右サイドスローでモーションが大きいので、帝京の走者を粘り強くけん制するはずだった。それなのに投げ急いでいた」と山本監督は指摘した。
 神村学園は昨秋に前監督、大会直前には部員の暴力問題が発覚するなど苦難続きだった。それでも金光大阪(大阪)との初戦で逆転勝ちし、暗いムードを振り払った。「あきらめないことが甲子園出場と初勝利につながった。そんな貴重な経験をした鶴田や小原などの2年生と、ぼくがいるから新チームは大丈夫」。山本監督は新チームの練習が待ち遠しいと言いたげだった。 (岡田雄希)

     ◇
0816kago_04.jpg
 ●鶴田狙い打ち
 ○…神村学園の4番鶴田が初回二死三塁から左翼席へ2ランを放った。帝京の先発・高島の真っすぐを狙い打ちし「甲子園でホームランを打てるなんて思わなかった」と驚いていた。
 しかし、2回以降は高島を攻略できず追加点を奪えなかったため「甲子園で優勝を目指すチームと、出場を目指すだけのチームの違いが分かった。今は2年なので来年は春も夏も連続出場で優勝を目指す」とリベンジを誓った。

【写真】1回裏神村学園2死三塁、左翼席に先制の2点本塁打を放つ鶴田



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