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第89回全国高校野球選手権 日南学園(宮崎・4年ぶり5度目)関連記事

2007年 8月 18日 掲載

日南学園 8強目前涙 「春の王者」追い詰めた

 ▽3回戦(第3試合)
日南学園(宮崎) 
 0000300000=3
 0000000301=4
常葉学園菊川(静岡)
 (延長10回)

     ◇

 日南学園は選抜優勝校の常葉菊川と互角に戦った。日南学園は5回、死球を挟んで5連打を集め3点を先制。先発の左腕有馬は7回まで3安打無失点の完投ペースの好投。だが、8回に常葉菊川の反撃にあった。
 代打伊藤が大会17号3ランを放ち3-3の同点。そのまま今大会6度目の延長戦となり、延長10回裏、有馬を救援した中崎が二死1、2塁で中前にサヨナラ打を浴び、日南学園は準々決勝進出を逃した。
     ◇

 ●8回同点被弾…サヨナラ負け
 日南学園の全国制覇の野望はついえた。春の選抜優勝校・常葉菊川を撃破し一気に頂点へ駆け上がる。小川茂仁監督は初戦を終えてから「この戦いに勝てば、優勝へ突っ走ることができる」と練習でも宿舎でも繰り返し、この一戦が”天王山”となることを選手に言い続けた。

 そして、期待通りにナインは「横綱」対「横綱」の試合をした。5回表二死から死球を挟み5連打で3点を先取。投げても左腕有馬が力と技で強打の常葉菊川を7回まで抑え込んだ。

 だが、指揮官に嫌な予感が走った。7回一死2、3塁でスクイズを失敗し併殺となった場面だ。小川監督は「あれ(3点)で終わるわけがなかった。追加点を取れる時に取れなかった私の采配(さいはい)ミス」と悔やんだ。

 予感は当たった。常葉菊川は猛烈な粘りをみせる。8回裏二死から代打伊藤に3ランを打たれ一気に同点。同点のまま迎えた延長10回裏二死2、3塁からは、またも伊藤に中前適時打を打たれサヨナラ負けした。

 優勝候補をあと一歩まで追い詰めた好ゲーム。敗因を「うちが未完成のチームだったからね」と小川監督はひと言で片付けた。2年生の有馬と中崎を150キロ台をマークできる投手に育てるつもりだという。「グズグズしている間はない。来年の甲子園に向けて前進せよと言うつもりです」。全国制覇への挑戦は来年に持ち越し。小川監督はもう動き始めた。 (岡田雄希)



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