西スポ/九州ねっと
 
無料携帯サイト 「西スポモバイル
  • 新聞奨学生
  • クリッピング
  • サイトマップ
  • 会社案内
  • 採用案内
  • 西日本新聞データベース
  • 西スポの申し込み
  • Webクラブ


第89回全国高校野球選手権 楊志館(大分・初出場)関連記事

2007年 8月 21日 掲載

楊志館 完全燃焼 副主将 目のけが恐れず好守

 あきらめない姿が、チームを支えた。夏の甲子園大会は20日、準々決勝で長崎日大(長崎)と楊志館(大分)の九州勢同士が対戦。ベスト4入りを逃した楊志館だが、初の甲子園でもベスト8に進出する活躍ぶり。原動力となったのは、最後の試合で“初舞台”を踏んだ1人の選手だった。

 1-7で迎えた9回表。目に保護用ゴーグルを着用した久原和樹副主将(3年)が、サードの守備位置に向かった。

 昨年10月の練習中、飛んできた打球が目を直撃した。緊急手術後、入院。だが、右目がほとんど見えなくなった。サードのレギュラーだったが、「もう、やめよう」とあきらめかけた。

 そんなとき、見舞いに来た阿南卓也主将(3年)から励まされた。「サードを守るのはおまえしかおらん」。この一言を支えに野球を続けた。しかし、左目だけでは遠近感をつかめない。ボールに恐怖を感じた。練習を重ねて慣れるしかなかった。大分大会準決勝では代打として出場。期待に応えて安打を放った。

 初めて立った甲子園の大舞台。先頭打者の打球がゴロでいきなり三塁にきた。「もう怖さはなかった」。落ち着いてさばき、アウトに。ベンチを見るとたくさんの笑顔がある。思わずガッツポーズした。「阿南がいたから、ここまで来られた」。仲間に深く感謝した。



【 楊志館関連記事 】