小関(東筑紫学園)夏切符射止める 福岡大会・7月4日南北同時開幕

強肩強打にプロ11球団が熱い視線を送る東筑紫学園の小関捕手 第91回全国高校野球選手権大会(8月8日から15日間・甲子園)の福岡県の南部・北部大会の組み合わせが19日、決まった。両大会とも7月4日にヤフードーム(福岡市)で開会式があり、南部11校、北部8校の計19校が県大会(同18日から)に勝ち進む。決勝は同25日の予定。南部大会は優勝候補の福大大濠が福岡中央と、福工大城東は久留米筑水とそれぞれ7日に1回戦で対戦する。北部大会では春の九州大会を制した九州国際大付が6日に東鷹との1回戦に臨む。プロ注目の捕手・小関翔太(3年)を擁する東筑紫学園は5日、鞍手との1回戦を迎える。

■盗塁阻止率9割超え!強肩強打の捕手

 二塁への送球は捕ってから1・8秒台をコンスタントにマークする「ライフルアーム」の持ち主、東筑紫学園の小関は笑顔で夏の決戦を見据えた。「走れるものなら走ってみろ、と思って投げています」

 新チームになってからの盗塁阻止率は9割を超えるという。プロ11球団がほれ込む逸材だ。「柔らかな腕の振りは天性のもの。コントロールもいい」と浜口善晴監督も目を細める。

 「絶対にプロに行きたい」と課題克服にも取り組んだ。昨秋の県北部大会準々決勝で、自身の捕逸を機に九州国際大付に逆転を許した。「あのミスが試合を決めた」。大会後は、苦手としていたショートバウンドの捕球練習を重ね、仲間の信頼を取り戻した。

 負けられないライバルもいる。同じプロ注目の捕手、九国大付の河野元貴だ。同じ幼稚園出身で親同士の親交も深い。「元貴にだけは負けたくない」。お互いに九州を代表する捕手に成長し、県大会での直接対決を心待ちにしている。打撃でも中軸を担う。高校通算本塁打は約30本。小関、中村貴大(3年)、芦歌(るか、3年)と並ぶ中軸は九国大付にも劣らない破壊力を誇る。同校は1991年の創部から春は2回甲子園に出場したが、夏は聖地を踏んでいない。「4年前の選抜大会に出た先輩を見て東筑紫学園を選んだ。自分も甲子園に行きたい」。最後のチャンスでライバルをなぎ倒し、代表切符をつかむ。
 (山根 崇)

 ◆小関翔太(こせき・しょうた)1991年9月6日生まれの17歳。北九州市小倉南区出身。横代小2年から「横代ライオンズクラブ」でソフトボールを始める。横代中では硬式野球のボーイズリーグ「小倉バディーズ」に所属し、2年春に内野手で全国大会出場。東筑紫学園高では1年夏からベンチ入りし、同秋からレギュラーに。二塁への送球は捕ってから最速1.8秒。高校通算本塁打は約30本。181センチ、81キロ。右投げ右打ち。

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組み合わせが決まり気合を入れる福工大城東の梅野主将■梅野が臨戦態勢 福工大城東

 福工大城東の梅野は対戦相手が決まり、臨戦モードに突入した。比較的恵まれたパートに入り「みんなから『おまえに任せた』と送り出された」と笑顔。県高野連の招待試合で14日に対戦したPL学園には、8回に追いつきながら4-7で敗れた。今週末は宮崎に遠征し、総仕上げに入る。「本番をイメージしてプレーしたい」と口元を引き締めた。

【写真】強肩強打にプロ11球団が熱い視線を送る東筑紫学園の小関捕手
【写真】組み合わせが決まり気合を入れる福工大城東の梅野主将

=2009/06/20付 西日本スポーツ=

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