九州国際大付(福岡)27年ぶり3度目
激戦区福岡を制した強力打線が全国デビューする。九国大付は福岡大会全7試合で先制し、一度もリードを許さなかった。「高校生としては相当レベルが高いと思う」。2003年夏の甲子園でダルビッシュ(日本ハム)を擁し、東北(宮城)を準優勝に導いた若生正広監督(58)も自信を隠さない。
高校生離れしたスイングは相手に脅威を与える。中心は3番国枝頌平(3年)、4番榎本葵(2年)、5番河野元貴(3年)の中軸。特に河野は準決勝の自由ケ丘戦で八回にダメ押し3ラン。決勝の筑陽学園戦でも先制ソロ。いずれも右翼場外に推定130メートルの特大弾を見舞った。
国枝、榎本は5回戦、準々決勝で2試合連続2者連続弾。「自分も負けていられない」と大一番で発奮した。甲子園では花巻東(岩手)の超高校級左腕・菊池が注目を集めそうだが、「速い直球に負けないよう、力強いスイングで打ち崩す」。全国制覇まで立ち止まるつもりはない。
下位打線も気は抜けない。チーム打率は・314。先発8選手が3割をキープ。本塁打は7選手で計12本をマークした。対戦相手も「打球が速く、飛球が(高く上がって)なかなか落ちてこない」と脱帽。チームトップの3本塁打は7番天野寛(3年)が記録した。
今春の選抜大会出場を逃し、守備・走塁も鍛え直した。「1点差を守り勝つ練習をしてきた」と主将の小林知弘(同)は強調する。豪打におごらず、走攻守高い次元でまとまった「スター軍団」。目指すのは県勢として1992年の西日本短大付以来となる全国の頂点だ。

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