明豊 長打攻勢で快勝 野口鮮やか完封劇 「優勝へ一気に突き進め」

koushien090818_02.jpg 長打攻勢で進撃‐。夏の甲子園大会で県代表の明豊は16日、西条(愛媛)に4‐0で快勝し、3回戦進出を決めた。本塁打2本を含む長打で好投手を打ち崩し、投げては先発の野口昂平投手が完封した。チームカラーの青に染まった応援席は歓喜に沸き、「大優勝旗目指して突き進め」と意気が上がった。明豊は20日の第1試合(午前8時半開始予定)で、ベスト8進出を懸け常葉橘(静岡)と対戦する。

 ■堅守でもり立て

 1回裏、野口投手がいきなりピンチを迎える。1死一、三塁。一塁走者が二盗を狙うが、阿部弘樹捕手が好送球で阻止するなど、堅い守りで無失点に抑え切り抜けた。

 直後の2回表。県大会も含めこの夏初めて、スタメン起用された5番木森恭平一塁手が左前にチーム初の安打を打つと、スタンドが活気づいた。父恭祐さん(47)も「打線の起爆剤になってほしい」と目を細めた。

 ■一発で流れ呼ぶ

 ジリジリとした攻防が続き、両チーム無得点の中、ゲームが動いたのは5回表だった。

 先頭の6番河野凌太中堅手が、左中間席に本塁打を打ち込むと、重苦しかった応援席の雰囲気は一変した。

 「責任感が強く、好投する野口君(投手)を楽にしようと必死だったと思う。良くやってくれました」と母久美子さん(39)。周りの保護者たちもハイタッチで喜び合った。

 6回裏、明豊は砂川哲平二塁手が好守備で試合の流れをさらに引き寄せる。7回表には、1年生で唯一ベンチ入りした稲垣翔太三塁手が、三塁打で1点を追加。野球部1年の平山颯一郎さんは、同級生の活躍を自分のことのように喜んだ。「(稲垣三塁手は)県大会から無安打で苦しんでいた。最高の一打です」

 ■球児の思い乗せ

 8回表、4番阿部捕手がダメ押しの2点本塁打で突き放す。

 一方、野口投手は得意のスライダーを低めに集め、最後の打者を中飛に仕留めて、試合終了。

 お祭り騒ぎの応援席には、中学時代、平井徹右翼手とバッテリーを組んでいた日田市の藤蔭高野球部3年、神崎大地さんの姿もあった。

 「自分たちの思いと一緒に、このまま優勝まで駆け上がってほしい」。神崎さんは言葉を弾ませた。

   ◇   ◇

 熱戦から一夜明けた17日午前、ナインは大阪府豊中市の宿舎で、常葉橘の試合をテレビで観戦。午後は「試合の疲れを残さないように」(大悟法久志監督)と、兵庫県尼崎市の尼崎公園野球場でノックやバントを中心に軽めの練習で汗を流した。

【写真】勝利が決まり、歓喜に沸くアルプススタンドの明豊応援団

=2009/08/18付 西日本新聞朝刊=

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