第96回全国高校野球選手権 チーム紹介

九州国際大付(福岡・3年ぶり5度目)

◎打線の破壊力満点

 打線の破壊力は全国でもトップクラス。福岡大会初戦で本塁打を放ったプロ注目の4番清水をはじめ、今夏2本塁打に加えてサイクル安打も記録した3番古沢、2年生の6番山本ら強打者がそろい、下位まで切れ目がない。7試合で7本塁打、65点と得点力はすさまじい。当初は投手陣に不安を抱えていたが、左腕の安藤を中心に数もそろい、細かい継投ができる。今夏限りでの退任が決まっている若生監督は「甲子園でも勝って長い夏にしたい」と教え子たちと「有終の美」を目指す。

佐賀北(佐賀・2年ぶり4回目)

◎再び「がばい旋風」なるか

 優勝した2007年夏の「がばい旋風」の再現を目指す。突出した選手はいないが、持ち味の粘りは健在。佐賀大会では5試合すべて2点差以内で、決勝を含めて3試合で延長戦をくぐり抜けた。7年前と同様にタイプの異なる投手による継投が定着。左横手の横尾から右上手の福井へつなぐ。春まで不安定だったという福井は完投能力もある。「(07年の優勝メンバーも)県大会で苦しみながら成長した」と百崎監督は振り返る。5試合で7失策の守備が不安ながら、伸びしろはある。

海星(長崎・3年ぶり17回目)

◎2年生4番平湯、迫力十分

 スタメンのうち6人が下級生という若いチーム。長崎大会では決勝で春夏連続の甲子園出場を狙った創成館に打ち勝ち、3年ぶりの代表を決めた。冬場にバットを振り込んだ成果で、各選手の打球は力強い。中心は4番の平湯。中学時代に日本代表チームの4番に座った主砲は、今夏も2本塁打を放つなど持ち前のパワーを発揮した。投手陣は2年の石場から3年のエース吉田につなぐ継投が確立。2002年夏以来の甲子園での勝利を目指し、平湯は「校歌を歌いたい」と活躍を誓う。

城北(熊本・6年ぶり4回目)

◎諸冨ら3投手充実

 熊本大会では史上初となるシード校4校を破って代表切符をつかんだ。左腕大西、右腕安武、192センチ右腕の諸冨と投手陣は充実。大西、安武のどちらかが先発し、最後は諸冨が抑えるパターンで勝ち進んだ。4回戦の多良木戦では快速右腕の善から11安打を放つなど、打線は復調気配の小山を中心にしぶとい。

 春までは主戦格だった諸冨の故障などで波に乗れなかったという。「ひどかったチームがよくここまで変身した」と、末次監督が驚くナインにはまだまだ成長の余地がある。

大分(大分・初出場)

◎150キロ右腕・佐野が軸

 エースで4番の佐野が中心となり、春夏通じて初の甲子園切符をつかんだ。今春の九州大会で最速150キロを計測し、一躍脚光を浴びた佐野は大分大会で緩急を駆使。40回2/3で28奪三振ながら、打たせて取る投球で準々決勝、準決勝と連続完封した。打撃でも準決勝で先制打、決勝で延長十回に決勝打を放つなど勝負強さを備えている。佐野は甲子園で自己最速記録の更新と初出場初勝利を狙う。佐野監督は「エースに負担がかからないような戦いを」と打線の援護をテーマに挙げる。

日南学園(宮崎・3年ぶり7回目)

◎無失策、守りに自信

 昨秋、今春と宮崎大会では無敗だった。追われる立場だった今夏も投打で強さを見せつけた。5試合で失点はわずか1(1試合は不戦勝)。無失策の堅守に支えられ、左腕横川と右腕柳の二枚看板も好投した。横川は決勝で完封。切れのいい真っすぐを右打者の内角に投げ込む。

 昨夏は準決勝で延岡学園に敗退。その延岡学園が甲子園で準優勝に輝いた。悔しさを糧に、全国で勝てるチームをつくった。2007年夏以来の甲子園での白星で、県勢悲願の全国制覇へ弾みをつけたい。

鹿屋中央(鹿児島・初出場)

◎大隅半島初の夏1勝を

 強力打線と、主戦の七島を軸にした安定した投手陣がかみ合った。県勢として大隅半島から初の夏の甲子園出場という悲願を達成した。打線は準決勝で本塁打を放った4番木原だけでなく、徳重や大田らも好調。七島は切れのあるスライダーを武器に、決勝で強打の神村学園に延長10イニング1失点完投勝ち。

 50人を超える部員の約半数が大隅半島出身。有力選手が鹿児島市内の強豪に進学する中で「エリートとは言えない選手を鍛えた」と山本監督は振り返る。次に狙うのは甲子園初勝利だ。

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