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神村学園驚異の粘り 2年生・金城「借りは返しに来る」

押し出し四球で力尽き涙を見せる神村学園の金城(右)は小田監督から慰められる
押し出し四球で力尽き涙を見せる神村学園の金城(右)は小田監督から慰められる
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 神村学園は、3点リードした延長12回、明豊を2死無走者にまで追い詰めた。夏の甲子園初の8強まであとアウト一つに迫ったその瞬間から、暗転した。4安打3四球を連ねられ、最後は押し出し四球での逆転サヨナラ負け。まさかの結末に「持てるすべての力を出しましたが、やはり最後が…」。声を振り絞った小田監督の顔はショックで真っ青だった。

 今春の九州大会を制するなど、今大会の2回戦まで公式戦21連勝中。九州王者としての意地を見せ、最大4点のビハインドを、8、9回の2イニングで追いついた。2点差で迎えた9回2死一、二塁では羽月が右越えの同点三塁打。その2年生も延長11回の第6打席で右足がつって途中交代。車いすに座ったまま、試合終了をベンチ裏で迎えた羽月は「今もまだ、負けた実感がないです…」とぼうぜんとしていた。

 追いかける試合展開の中、2番手の右腕中里に9回、代打が送られ、9回から投げた2年生右腕の金城は、鹿児島大会2試合で2回2/3の登板があるとはいえ、本職はショート。経験不足の2年生には、二転三転する試合展開の中で最後まで平常心を保つのは、酷な状況でもあった。

 「3点取ってくれたのに、自分が台無しにしてしまった。申し訳ないです。この借りは甲子園に返しに来ます」。涙を拭った後、そう誓った金城の気丈さがこの敗戦を“貴重な経験”に変える糧になる。そう信じたい。 (喜瀬雅則)

=2017/08/19付 西日本スポーツ=

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