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逆転の明豊サヨナラ8強 九州対決延長12回大熱戦

9回途中に登板した明豊・2番手の溝上
9回途中に登板した明豊・2番手の溝上
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 ミラクル8強で今宮先輩に並んだ! 明豊(大分)と神村学園(鹿児島)の九州対決は延長12回の大熱戦を制した明豊が9-8で逆転サヨナラ勝ちを決めた。9回2死から追いつかれ、12回には3点を勝ち越されたがその裏、9番管大和(2年)の2点適時打で同点。さらに2試合連続本塁打を放った3番浜田太貴(同)が押し出し四球を選んで死闘にけりをつけた。明豊の準々決勝進出は今宮健太(福岡ソフトバンク)を擁して春夏連続出場した2009年以来8年ぶりとなる。

 ■初ベスト4へ次は天理戦

 劇的な幕切れだった。明豊は同点で迎えた延長12回2死満塁、2年生スラッガーの浜田。「投げた瞬間にボールだと分かった」。フルカウントからの6球目は外角低めへ。9回2死から同点に追いつかれ、12回表には3点を勝ち越された今大会最長の3時間2分の熱戦。押し出し四球でけりをつけた。

 2年生コンビの活躍が光った。3安打4打点の浜田。5回には2戦連発となるソロアーチを左翼席に突き刺した。9回の5打席目以降、三塁打が出れば、サイクル安打達成という状況。11回1死一塁では併殺打に倒れていた。延長12回、「チームの勝利のために冷静にいこう」と、ボール球を選んで8強をたぐり寄せた。

 そのラストシーンにつなげたのは、2年生の管だ。12回、相手の暴投で1点を奪いなお2死二、三塁。「打ち上げたらいけないと思って」。冬の振り込みで鍛え上げたスイングでたたきつけた打球は高く跳ね上がり、三塁手の頭上を越える同点適時打。「人生に何度かしか無いいい場面で打てて良かった」と168センチの小兵の顔は晴れやかだった。

 明豊には苦い経験がある。2014年の大分大会。大分との決勝では9回に2点差を追いつかれ、延長10回表に勝ち越される、今回と似た展開だった。この試合は裏の攻撃で追いつけず、夏切符を逃している。15年の夏甲子園は仙台育英(宮城)に1-12で大敗。さまざまな悔しさをバネに打撃強化に取り組んだ。3点を追う12回裏、川崎監督は「今までやってきたことを信じればみんなの力でひっくり返せる」と伝え、実現させた。

 今宮健太(ソフトバンク)を擁した09年以来のベスト8進出。その先輩から甲子園入り後にアンダーシャツの差し入れを受け、選手たちはそれを着て開会式に臨んだという。次の相手は天理(奈良)。勝てば初の4強へと進む。「なんとかこじ開けていきたい」と川崎監督。先輩を超えて明豊の歴史を塗り替える。 (米村勇飛)

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 溝上報われた3回1/3で3失点

 明豊・溝上の3回1/3が報われた。3点差を追いつかれた9回、なお2死三塁で火消し。続投して延長12回2死満塁、セーフティーバントの投手内野安打に失策が重なり3点を勝ち越されたが、逆転してもらった。「最後の一球まで気持ちで投げた。みんなに感謝です。予選(大分大会)とは重圧も違って、体がだるいです」と登板イニング以上の疲労感があった。

=2017/08/19付 西日本スポーツ=

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