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明豊、劇的8強に歓喜 応援席「次もこの勢いで」

延長12回、管大和選手の左前打で同点に追いつき、大歓声が上がるスタンド
延長12回、管大和選手の左前打で同点に追いつき、大歓声が上がるスタンド
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 球史に残る大逆転劇にアルプススタンドは揺れた。第99回全国高校野球選手権大会で18日、県代表の明豊は3回戦で鹿児島県代表の神村学園を延長十二回、9-8の逆転サヨナラ勝ちで破った。ツーアウト無走者から3点差をひっくり返した激闘に誰しも涙した。県勢として8年ぶりの8強。この勢いで夏の頂点へ駆け上がってみせる。

 先制したのは三回。今大会絶好調の2年生スラッガー浜田太貴選手が2点適時二塁打を放つ。「うおー」。大歓声が上がる中、姉里奈さん(19)は「良かった。みんなでもっと打ってほしい」と満面の笑み。浜田選手は五回にもソロ弾を左翼席にたたき込み、アルプスのボルテージは最高潮に達した。

 七回には初戦から安打がなかった4番杉園大樹選手(3年)の適時打などで2点を追加。待望の一打に母の由美子さん(53)は「やっと出ました。スランプみたいになっていたから、良かった」とほっとした表情を浮かべた。

 3点リードで迎えた九回。ここまで好投を続けていた先発の佐藤楓馬投手(同)がつかまる。2死二塁から3連打を許し、まさかの同点。アルプスは静まりかえったが、救援した溝上勇投手(同)が後続を断ち、なんとか延長戦に持ち込んだ。

 そして延長十二回、2死満塁から、神村学園のまさかのセーフティーバントと守備のミスが絡み走者一掃の3失点。絶体絶命のピンチ。しかし、ナインにもスタンドにも諦めの表情はなかった。全員が声を張り上げてナインを鼓舞した。

 その裏、3点をリードされ、2死ランナーなしの崖っぷち。ここから2連打と四球で満塁。相手の暴投で1点を返し、9番管大和選手(2年)が起死回生となる2点適時左前打を放ち同点。さらにヒットと四球で再び満塁として最後は浜田選手が値千金の押し出し四球を選び、奇跡的なサヨナラ勝ちをもぎ取った。

 野球部の貝塚谷弦太選手(3年)は「このままの勢いで次も勝ってほしい」と喜びを爆発。明豊ナインは初の4強入りを懸け、大会第12日の準々決勝で天理(奈良)と対戦する。

=2017/08/19付 西日本新聞朝刊=

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