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明豊・溝上投手 けがを克服、ベンチ入り ライバルと対決夢託す

6回のピンチで、マウンドに集まった仲間に激励される明豊の溝上投手(左)
6回のピンチで、マウンドに集まった仲間に激励される明豊の溝上投手(左)
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 けがを乗り越え、甲子園でライバル対決が実現した。第99回全国高校野球選手権大会の準々決勝は20日、九州勢で唯一勝ち残っていた明豊(大分)が天理(奈良)に敗れた。2番手として登板した溝上勇投手(3年)は故障で選手を諦め、マネジャーになろうと考えた時期もあったが、自主練習を重ねて夢のマウンドへ。小学生から知る天理の安原健人選手(3年)との勝負を楽しんだ。

 溝上投手は昨年6月、利き腕の右肩を手術。選手としてチームに貢献できないため、マネジャーの仕事を買って出た。けがが治っても調子が戻らない。マネジャーに専念しようと、部長に相談したところ「まだ間に合う」と励まされ奮起。「誰よりも走り込んだ」と努力し、部員約80人の競争の中で甲子園ベンチ入りを勝ち取った。

 溝上投手と安原選手はともに大阪府富田林市出身。小中学生の頃から別々の野球クラブに所属し、競い合ってきた。

 天理戦で溝上投手は二回から登板。安原選手との対決は六回が最後となった。それまで2打数1安打。「直球で勝負したい」。サインに首を振り、直球を投げ続けた。結果は四球だったが「溝上は笑顔で、直球で押してきた」。安原選手も楽しんだ。

 溝上投手は七回途中で降板。明豊は天理に大きくリードされたが、土壇場の九回に打線が爆発。三好泰成選手(3年)の大会史上初の代打満塁本塁打などで6点を挙げ、スタンドの観客を興奮させた。

 試合後に抱き合ったライバル。「後は頼むな」。溝上投手は全国制覇の夢を安原選手に託した。

=2017/08/21付 西日本新聞朝刊=

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