福工大16点開幕2連勝 奥間、初登板初勝利 福岡六大学野球

リーグ戦初登板で5回1/3を投げ2失点で初勝利を挙げた福工大の先発奥間
リーグ戦初登板で5回1/3を投げ2失点で初勝利を挙げた福工大の先発奥間
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 福岡六大学野球の秋季リーグ戦(西日本新聞社後援)は3日、福岡市の福工大野球場で第1週第2日の3試合があり、8季ぶりの優勝を目指す福工大は福教大に16-3で大勝し、開幕2連勝を決めた。リーグ戦初登板の左腕、奥間卓斗(1年・沖永良部)が先発して5回1/3を2失点と好投し、初勝利を挙げた。日経大は藤本穂高(1年・福岡第一)の満塁本塁打などで九共大を突き放し、8-3で勝利して1勝1敗とした。九産大は岩城駿也(3年・東海大五)の本塁打などで10-0の6回コールドで九工大を下して2連勝となった。

 ■5回1/3を2失点

 福工大のフレッシュな左腕がリーグ戦初登板で白星をつかんだ。春はベンチ入りさえしていなかった奥間は「先発を言われた昨日から緊張していた。捕手のリードのおかげでうまく投げられた」と笑みを浮かべた。

 持ち前のリズムのいい投球を見せた。武器のチェンジアップで内野ゴロを打たせ、5回まで許したのは内野安打1本だけ。「大学(のオープン戦)では3イニング投げたのが最長だった」とスタミナが切れた6回に4安打を許して2点を失ったが、塩屋佳宏監督は「相手は左打者が多いので、うまくはまってくれればと思って起用した。よく頑張ってくれた」とたたえた。

 鹿児島県の沖永良部島出身。高3夏は鹿児島大会初戦の2回戦でシード校の鹿児島城西を相手に1失点完投勝利を挙げた。その投球が関係者の目に留まり、バッテリーを組んでいた池野翔と一緒に福工大に入学した。鹿児島市までフェリーで15時間以上かかる沖永良部島から福岡へ来て生活は激変。「寮のエレベーターにびっくりした。エレベーターのある建物に住むなんて」。電車、24時間営業のコンビニ、ボウリング場など初めて見るものばかり。春はホームシックの時期もあったが、今では「快適すぎます」とすっかり福岡の生活になじんでいる。

 将来は「島に戻って野球を教えてレベルを上げたい」という夢がある。まずは大学で結果を残すこと。「もっと体力をつけて完投、完封したい。(最速140キロの)球速も上げていきたい」。チームを引っ張る左腕になる。 (前田泰子)

 ◆奥間卓斗(おくま・たくと)1998年6月6日生まれの19歳。鹿児島県知名町出身。住吉小1年からソフトボールを始め、6年から「知名ジュニアベースボールクラブ」で軟式野球を始める。軟式野球部に所属した田皆中では内野と投手兼任で、沖永良部高から投手に専念。主戦だった3年夏の鹿児島大会では5年ぶりの3回戦進出に導いた。172センチ、78キロ。左投げ左打ち。

=2017/09/04付 西日本スポーツ=

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