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期待の新星は謎キャラ!? 跳馬スペシャリストの福岡大出身の安里

■6月の全日本種目別 白井を上回る最高点

 超大技で観客の度肝を抜いた。6月下旬に群馬県高崎市で行われた全日本種目別選手権。安里は跳馬予選の1本目で世界でも成功者の少ない「リ・セグァン」を決めた。予選、決勝を通じて最高点15・250をマーク。同種目でリオ五輪銅メダルの白井健三(日体大)をも上回るインパクトを与え、初の世界選手権代表を引き寄せた。

 2日の試技会では2本の跳馬をともに14点台後半にまとめて、正式に代表に決定。「美しく着地をまとめることができれば、メダルが見えてくる」と意気込む。

 かつては跳馬が苦手。けがをきっかけに才能を開花させた。福岡大1年の冬に右肩を痛め、1年間体操器具に触れなかった。地道に体幹や下半身の強化に励み、けがをする前より筋力はアップ。また跳馬が得意なチームメートで2014年の長崎国体で「リ・セグァン」を決めて内村を驚かせた鈴田佳祐(23)と一緒に練習するなどして感覚をつかんだ。

 卒業後は引退も考えたが、指導者を目指す思いもあって昨春に三重県の相好クラブに入社。午前に練習し、午後からは3歳から小学生に体操を教える。自分の時間は少ない。種目別代表も選出される今回のチャンスを生かそうと、ほとんどの時間を跳馬練習に割いた。

 年代別を含めて初の日本代表。合宿では「(代表は)練習の質が全然違う」と驚いた。つい先日まで無名でも、内村に「謎めいたキャラ。練習でも存在感がないが、跳ぶと超すごい。跳馬を跳ぶ時のオーラがすごい。『安里』という名前を世にアピールしてほしい」と期待させる逸材。遅咲きの大器が今度は世界を驚かせる。 (伊藤瀬里加、山田孝人)

 ◆安里圭亮(あさと・けいすけ)1993年7月2日生まれの24歳。沖縄県北中城村出身。5歳の時、トランポリンに興味を引かれて「ニライ体操教室」で体操を始める。沖縄・興南高を経て、福岡大4年だった2015年の全日本学生選手権種目別の跳馬で2位。全日本種目別選手権の跳馬で昨年3位、今年は5位。159センチ、59キロ。

=2017/09/13付 西日本スポーツ=

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