石田(浅川中)区間新宣言 福岡2区のスーパー中学生 都道府県対抗男子駅伝きょう号砲

区間新記録を目指し、力強く拳を握る石田洸介
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開会式で力強く拳を上げ、アピールする宮崎県チーム
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■昨年1500、3000、5000メートルで“中学新”

 今度はスーパー中学生!! 第23回全国都道府県対抗男子駅伝は21日、広島市の平和記念公園前を発着点とする7区間、48キロで行われる。スタートは午後0時半。20日は同市の広島国際会議場で開会式が行われた。福岡の2区(3キロ)には、昨秋にトラックの1500メートルと3000メートルの中学記録を更新した石田洸介(15)=浅川中3年=がエントリー。狙うは昨年長崎の林田洋翔(桜が原中-長崎・瓊浦高)が出した区間記録8分20秒の更新だ。14日の全国都道府県対抗女子駅伝4区(4キロ)で区間新を出した「スーパー高校生」の広中璃梨佳(長崎商高)に続き、九州育ちのランナーが伝説をつくる。

 中学生活の締めくくりに、もうひと花咲かせる。石田が狙うタイムは2区の区間記録を5秒上回る8分15秒。「調子はいい。十分記録を狙えるコンディションだと思うので、区間新記録を狙います」ときっぱり宣言した。同区間で区間3位の8分34秒で10人抜きを果たして福岡の準優勝に貢献した前回の快走を超えるつもりだ。

 173センチ、55キロの細身ながら、力強く地面を蹴って加速する走りが特徴。日本陸上界に衝撃を与えたのは昨秋からのトリプル“中学新”だ。昨年9月の日体大長距離競技会1500メートルで従来の記録を3秒97上回る3分49秒72をマーク。同10月のジュニアオリンピックでは3000メートルで8分17秒84を出し、中学記録を1秒30塗り替えた。さらに同12月の日体大長距離競技会5000メートルでは14分32秒44。中体連の正式種目ではないため非公式ながら中学最高記録を樹立した。

 浅川中の大田賢治監督(35)は「こちらがアドバイスした動きを体現できる賢さがある。苦しくても一人で押していける」と強さの理由を説明する。中学入学当初は上体が前に傾く癖があったが、3000メートルと5000メートルの日本記録を持つ大迫傑(ナイキ・オレゴンプロジェクト)に憧れ、腰の真下で足を地面につける効率の良いフォームを追求。年々改善されつつあるという。

 1万メートルでの五輪金メダルが目標。今月末に東農大二高(群馬)を受験する。同校陸上部で短距離を指導するのは1992年バルセロナ五輪で400メートル障害に出場した斎藤嘉彦氏。中長距離選手のスピード強化にも取り組んでいる点に、石田はひかれた。福岡の代表で走ることは、今回の駅伝後しばらくはない。「地元のために記録を残す」。区間新記録を置き土産にする。 (末継智章)

 ◆石田洸介(いしだ・こうすけ)2002年8月21日生まれ。福岡県遠賀町出身。浅木小5年の時に芦屋ジョギングクラブで本格的に陸上を始める。12年ロンドン五輪競泳でメダル3個を獲得した鈴木聡美(ミキハウス)を生んだ「オールウェイズスイミングクラブ」に小学4年から6年まで通った。昨年、全国中学校大会で1500メートルと3000メートルの2冠を達成し、国体少年男子B3000メートルで2位。目標は大迫傑と鬼塚翔太(東海大)。両親と3歳上の兄との4人家族。

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■熊本先行で6年ぶり入賞へ 1区井川(九州学院高)で勝負

 熊本は九州学院高2年の井川を1区に据え、先行を狙う。井川は昨年12月の全国高校駅伝1区で区間賞と1秒差の2位。その後は調子を落としたが再調整した。「状態は高校駅伝の前と変わらないぐらい。都大路は1秒差で負けたのが悔しかった。今度は区間賞を取りたい」と意気込んだ。今回は7区間のうち井川を含めて4人が九州学院高の現役とOB。「九学のみんなで頑張ろうと話しています」と3位に入った2012年以来6年ぶりの入賞を目指し、1区で流れをつくる。

■宮崎7区市田孝 区間記録も狙う

 宮崎の7区を任された旭化成の市田孝が区間賞を狙う。元日の全日本実業団対抗駅伝では3区で区間賞を獲得し、チームの2連覇に貢献した。「全日本が終わってマラソン合宿でしっかり詰めた練習ができた。最低でも区間賞。気候も良さそうなので区間記録(37分9秒)も狙っていきたい」と目標を挙げた。7区には広島の鎧坂ら旭化成から4人がエントリー。「同じチームの選手には負けられない」とライバル心をのぞかせた。

=2018/01/21付 西日本スポーツ=

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