サガン鳥栖 F東京に敵地で歓喜同点劇 終了間際に鎌田弾!趙弾!!

後半45分、鳥栖に3点目のゴールを許し、ぼうぜんとするFC東京のGK林(中央)
後半45分、鳥栖に3点目のゴールを許し、ぼうぜんとするFC東京のGK林(中央)
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前半4分、先制のPKを決める豊田(撮影・伊東昌一郎)
前半4分、先制のPKを決める豊田(撮影・伊東昌一郎)
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後半45分に同点ゴールを決め喜ぶ趙東建
後半45分に同点ゴールを決め喜ぶ趙東建
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 敵地で執念の勝ち点! J1サガン鳥栖は今季大型補強を敢行したFC東京相手に、劣勢の厳しい展開をドローに持ち込んだ。前半4分にPKで今季初ゴールを決めたエースFW豊田陽平(31)が全得点に絡む活躍。2点ビハインドの後半43分からの連続得点で追いついた。J2の九州勢は大分トリニータがホームで愛媛と1-1で引き分け、ロアッソ熊本はアウェーで名古屋に1-5で大敗。J3ギラヴァンツ北九州はアウェーで相模原に0-1で敗れた。

 終了のホイッスルが鳴ると、両軍サポーターの反応が対照的に分かれた。鳥栖サイドから大きな拍手が湧き起こった一方で、FC東京サイドはブーイング。互いに分け合った勝ち点1ながら、敗色濃厚の展開をドローに持ち込んだ鳥栖にとっては大きな意味があった。

 右拳を握りしめ、ガッツポーズを繰り出したフィッカデンティ監督は、会見でも興奮を抑えきれない。「4対3で勝つ可能性もあった。いい試合だ」。2点ビハインドの後半43分。豊田が相手DFと競り合ってこぼれた球に、反応した鎌田が右足で決めた。2分後には、またもや豊田がエリア内で競り勝ち、途中出場の趙東建が仕留めた。

 大久保嘉や昨季まで鳥栖でプレーしたGK林らを補強した優勝候補相手に、計4本のシュートを放った豊田自身も、うれしい今季初得点だ。前半4分に得たPKでゴール中央のネットを揺らす先制ゴール。自身の特徴を知り尽くす林だけに「蹴る方向は理解されているので一番確率の高い場所を狙った」と振り返った。

 今季最多の3得点は、新たなチームメートも救った。新入団のGK権田は2015年途中までFC東京の正GKを務めた。だが移籍時の複雑な経緯もあり、ブーイングも起こる中、試合では3点を失った。「勝てた試合。責任を感じている」。試合後も唇をかみしめた権田だけに、負けていれば、かなりのダメージが残るところだった。

 新加入FWのイバルボも攻撃に厚みをもたらすなど上昇気流だ。豊田は「相手の勝ち点3を奪えた。ネガティブよりもポジティブな部分が多い試合だった」と手応え。対FC東京戦で直近4試合不敗とした“劇戦”を浮上のきっかけにする。 (山田孝人)

=2017/04/02付 西日本スポーツ=

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