サガン鳥栖 新“攻”勢力で3発

後半42分、ゴールを決めた鳥栖・田川
後半42分、ゴールを決めた鳥栖・田川
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 満開3発! J1サガン鳥栖がホームで新潟に3-0で快勝した。スピード豊かな相手のブラジル人コンビに手を焼きながらも、元コロンビア代表FWのビクトル・イバルボ(26)をはじめ新戦力が躍動。これまでの守備主導型のチームに攻撃力が加わり、勝ち点を8に伸ばして前節の14位から11位に浮上。一気に上昇ムードだ。

 ピッチにゴールのにおいが強く漂うチームになった。鳥栖が2戦連続3ゴール。イタリア・セリエAのカリャリから加入して1カ月足らずのイバルボが、前節に続いて先制点に絡んだ。前節は引き分けたが、3戦ぶりにホームに帰ったこの日は勝ち点3につながった。

 第4節(3月18日)のC大阪戦でJリーグにデビューしたイバルボは、3戦連続で豊田とツートップ。新潟のホニ、ガリャルドのブラジル人コンビにかき回され、ピンチが続いたが、耐えに耐えると、元コロンビア代表がチャンスをつくった。

 トップ下の鎌田とのワンツーからペナルティーエリアに進入。相手DFに倒されてPKをもたらし、豊田の先制ゴールをお膳立てした。前半27分だった。前節(1日)のFC東京戦でも同じように前半にPKを得て、豊田が決めた。

 カリャリでも監督と選手の間柄だったマッシモ・フィッカデンティ監督は、イバルボへの強い信頼感を言葉にした。「いい動きをたくさん見られた。ボールを持てば、違いを生み出せる選手。まだ(状態は)50パーセントほどだが」

 FC東京戦では、先制後にDF陣のミスなどから後半に3失点し、終盤に追い付いて引き分けた。だが、この日はハーフタイムでブラジル人コンビ対策を確認し、後半にDFラインを締めた。2人がボールを持てば、マンマーク。勝ち点の欲しい相手が守備の意識も形も崩したところで、攻撃陣がゴールを重ねた。

 「チームの勝利にようやく貢献できた」。後半26分に移籍後初ゴールを決めた小野が笑った。ユースで育った18歳のルーキー田川はイバルボと代わった6分後の同42分にクラブ最年少ゴール。鎌田の縦パスからドリブルで運び、DFと競り合いながら左足で蹴り込んだ。「スピードが出る理想の形だった」。ホームでは無失点で連勝。攻守がかみ合った鳥栖が新戦力の力で下位から駆け上がる。 (安部裕視)

 ◆クラブ最年少得点 J1鳥栖の田川亨介が8日の新潟戦で初得点。18歳1カ月28日でのゴールはクラブ最年少となった。従来の記録は2015年5月10日のJ1第1ステージ第11節松本戦で鎌田大地がマークした18歳9カ月5日。リーグ最年少得点は04年5月5日にJ1東京VのFW森本貴幸(現J1川崎)が記録した15歳11カ月28日。

=2017/04/09付 西日本スポーツ=

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