J1鳥栖、鹿島圧倒したのに…初黒星 フィッカデンティ監督は手応え

後半、鹿島・昌子(手前)にクリアされる鳥栖・イバルボ(撮影・菊地俊哉)
後半、鹿島・昌子(手前)にクリアされる鳥栖・イバルボ(撮影・菊地俊哉)
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鹿島に敗れ、うつむきながらスタンドに向かう鳥栖イレブン
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 シュート数で上回っても-。J1サガン鳥栖が今季初黒星を喫した。鹿島をホームに迎えた前半14分に先制点を許し、0-1で惜敗。失点後は試合の主導権を握ったが、猛攻を得点に結びつけられなかった。V・ファーレン長崎はアウェーの札幌戦で後半ロスタイムに勝ち越され、1-2で敗れた。

 今季初黒星にも鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督の表情は穏やかだ。「(今季)一番のいいゲームだった」と選手たちをたたえ、こう続けた。「ボールがゴールに入りたくない。そういう日だった」

 1点を追う前半に、その言葉を象徴するシーンがあった。イバルボのシュートはポストに嫌われ、跳ね返ったボールに反応した趙東建の強烈なシュートは相手GKの好セーブに阻まれた。その後もイバルボを中心に攻め立てたが、ゴールを割れない。シュート数は相手よりも1本多い8本だったが、CKの数は鹿島の3に対して10本。セットプレーのチャンスをものにすることができなかったのも痛かった。

 「これがサッカーの残酷なところ、いいプレーをしていても結果は負け」。フィッカデンティ監督が実感を込めた。

 ただ、失点はクリアの対応が遅れるミスが発端になった。今季はルヴァン・カップも含めて全6試合で失点。前半に2失点したアウェー長崎戦など序盤の失点が目立つ内容にGK権田は「何か原因があるかもしれない。例えば毎日の練習の入りがゆっくりしているとか。そういういろいろなところを見ていかないと」と反省点を挙げた。

 一方で、Jリーグ最多19個のタイトルを誇る鹿島に互角以上の戦いを見せた。リーグ戦の通算対戦成績は5勝2分け6敗と大きな差はない。「常勝軍団と鳥栖に差はない。そういう(タイトルを取る)欲を持っていいチーム」とフィッカデンティ監督は手応えを強調した。今季のスローガンでもある「ITADAKI(頂)」を目指し、課題を克服していく。 (向吉三郎)

=2018/03/19付 西日本スポーツ=

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