第80回選抜高校野球 / 西日本スポーツ
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【連載】つないだ大旗 沖縄尚学9年の時を越えて<下>春夏連覇
■県勢初快挙へ挑戦始まる
県勢としてセンバツ2度目の優勝を果たした沖縄尚学。それでも夏の甲子園では、沖縄県から優勝校は出ていない。90、91年に沖縄水産が決勝に進出したのが最高だ。沖縄尚学もセンバツでは通算12勝2敗の成績で「春の沖尚」と呼ばれるが、夏は4勝5敗と負け越している。
9年前のチームは県予選を勝ち抜いて春夏連続出場したものの、2回戦で都城に0-4で敗れた。当時エースだった比嘉公也監督は「あのときは(優勝候補という評判で)自分たちの力以上のものを出そうとして失敗した」と振り返る。
センバツを制したことで今後、ライバルからのマークはより厳しくなる。特に県内では、昨夏の県予選でエース東浜巨(3年)に投げ勝ち、春の九州大会予選を制した本格派右腕、伊波翔悟(同)を擁する浦添商、センバツ出場権をかけた昨秋の九州大会に出場した中部商が立ちはだかる。西銘生悟主将(同)は「これからは全国でも追われる立場となる。日本一のチームにふさわしい練習をしないといけない」と気を引き締めた。
沖縄ではレベルアップを図るため、1月に県内の高校が参加して野球競技会を開催。短・中距離走や遠投の記録を競っている。沖縄尚学は西銘らが参加した塁間継投(ボール回し)で、県新記録のタイムを計測した。
今夏には野球部専用のグラウンドが完成予定。現在の校庭は紅白戦もできない狭さだったが、今後は“本拠地”で練習試合を組むことも可能になる。新1年生を加えれば100人近い部員が躍動できる環境が整う。完成予定は8月だが、3年生も使えるようにと、工事は急ピッチで進められており、夏の県予選に間に合う可能性もあるという。
東浜は「比嘉先生からは『最後の夏に勝ったチームが1番強い』と言われている。もう一度、甲子園に戻ってプレーしたい」と力を込めた。史上6校目の春夏連覇に向け、南国からの新たな挑戦は始まっている。
(特別取材班)
=2008/04/08付 西日本スポーツ=

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