西日本新聞

興南(沖縄)関連記事

19K島袋(興南)10回痛恨 接戦相次ぐ 延長

 ▽1回戦(第1試合)
富山商(富山) 0000000002=2
興 南(沖縄) 0000000000=0
(延長10回)

    ×      ×

 興南は島袋を援護できなかった。島袋は9回までに6者連続を含む17三振を奪ったが、10回二死2、3塁、9番馬渕に2点中前打を許した。打線は2回一死満塁の先制機を逸したのが響き、10回二死1、2塁の反撃機も逃し、4安打で完封された。富山商は村上勇の好投で39年ぶりに選抜の初戦を突破した。

 ●自らの失策絡み2失点 初勝利ならず

富山商打線相手に19奪三振と力投した島袋 記録的な三振の山を築いた興南の左腕、島袋洋奨(2年)が延長10回に力尽きた。二死2、3塁、力のない打球が中前に落ちる。自らの失策も絡み痛恨の2失点。「失投でした。昨秋も自分のミスで取られた。大事なときに…」。エースは唇をかみしめた。

 「文句なしのピッチング」。我喜屋優監督がたたえるほどの奪三振ショーだった。全員から毎回の19奪三振。初回先頭から5者連続。最速142キロの直球と低めに鋭く落ちるスライダーはさえた。

 右利きだったが、3歳の時、父親の勧めでサウスポーに。打者に背中を向ける独特の「トルネード投法」は中学時代にマスターした。選抜に向け冬場は直球の回転をよくするため、50-60メートルの遠投も繰り返した。流した汗に見合う投球だった。

 最後の打者も三振で仕留め、「気持ちよく投げられた分、課題も見つかった」。センバツ初勝利と昨年の沖縄尚学に続く県勢連覇は夢に終わったが、力投は花冷えする聖地を熱くさせた。 (山上武雄)

【写真】富山商打線相手に19奪三振と力投した島袋

=2009/03/27付 西日本新聞朝刊=


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