南陽工 あと一歩 一度は逆転 菊池に沈黙
▽準々決勝(第1試合)
南陽工(山口) 003000000=3
花巻東(岩手) 01000031 =5
南陽工が花巻東に競り負け、初の4強入りを逃した。1点先制された南陽工は3回、敵失と四球を絡めた一死一、二塁の好機に竹豊の2点三塁打などで3点を奪い逆転。しかし先発岩本が7回猿川に同点2ラン、さらに菊池に決勝の勝ち越し二塁打を許した。打線は6回から登板した快速左腕、菊池に無得点に抑えられた。花巻東は初出場でベスト4進出。
●一度は逆転 菊池に沈黙
南陽工1点ビハインドの3回だ。敵失と四球を絡めて1死一、二塁。花巻東の先発猿川から放った竹重瑞輝(3年)の鋭い打球が中前を襲う。ダイビングキャッチを試みた中堅のグラブをはじく逆転の三塁打。続く中川丈聖(同)の犠飛でリードを広げ、相手エースの菊池を6回に引きずり出した。
先発予想は前試合まで2試合連続完封の150キロ左腕菊池だった。「(菊池を温存されたことに)正直、大変悔しい」。試合後、目を真っ赤にしてそう話した山崎康浩監督。竹重も「先発投手を打ち崩して早く菊池君と勝負したかった」。屈辱の思いを晴らすようにナインが打棒で代弁した3点だった。
3試合連続先発の2年生右腕、岩本輝が7回1死二塁から猿川に同点中越え2ラン、菊池に左越え決勝二塁打を浴び、チーム史上初の4強はあと一歩でお預けとなった。
それでも故・津田恒美さん(元広島投手)を擁した1978年大会以来、31年ぶりのベスト8進出を果たした。
「力不足が十分にわかった。それを解決して戻ってきたい」と山崎監督。夏こそ“津田超え”を達成してみせる。 (山上武雄)
【写真説明】7回裏花巻東1死二塁、猿川(手前)に同点となる2点本塁打を打たれた南陽工・岩本
=2009/04/01付 西日本新聞朝刊=

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