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大分上野丘 苦い春 初勝利お預け

5回裏箕島2死一、二塁、井口慧(左)に右前適時打を打たれ、打球を見つめる足立 ▽1回戦(第2試合)
大分上野丘(大分) 000000102=3
箕  島(和歌山)  00101500 =7

 大分上野丘が甲子園初勝利を逃した。2点をリードされた6回に4連打や本盗を決められるなど大量5点を奪われた。打線は箕島のエース森本の低めを丁寧につく投球に6回まで無得点。7回に朝来の適時二塁打で1点、9回にも適時打と犠飛で2点を返したが、反撃が遅かった。

 先発した足立は制球が悪く7四球、11安打、7失点で7回2/3で降板した。

 いつものポーカーフェースを貫けなかった。大分上野丘の先発右腕、足立瑛(3年)は7回2/3で11安打を浴び、7失点KO。「何をやっても打たれる感じがした。1人で(野球を)やっていたみたい。みんなに申し訳ない」と唇をかんだ。

 与四球は7。制球が乱れ、6回には苦し紛れの直球を痛打された。箕島の4番西畑の左中間適時三塁打を含む4連続長短打や重盗を許すなど5失点。「(四球を嫌って)真ん中に投げたら全部いい当たりをされた」。秋の公式戦での防御率は0.71。その実力を全く発揮できずに終わった。

 しかし、大量ビハインドの中でも打線は終盤に奮起した。7回一死一、三塁から朝来哉斗(同)が右中間二塁打で1点。9回も4番甲斐優太郎(同)の右越え三塁打と朝来の左犠飛で4点差まで追い上げた。

 60年ぶりの甲子園。初勝利はお預けとなったが、釘宮啓彰監督は「この経験は財産になった」と今後を見据える。反省ばかりを口にした足立も「制球という課題もできた。エースを一度返上してゼロからのスタートです」。この黒星を糧に、大きくなって夏に聖地へと帰ってくる。 (山上武雄)

【写真説明】5回裏箕島二死一、二塁、井口慧(左)に右前適時打を打たれ、打球を見つめる足立

=2009/03/25付 西日本新聞朝刊=


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