九学「よく頑張った」 8強ならず スタンド、惜しみない拍手

6回表に2点を返して沸く九州学院の応援団
試合前からスタンドには、部員や保護者が続々と詰めかけた。人工透析の日をずらして孫のために駆け付けた萩原英之選手(2年)の祖父、幸洋さん(73)は「いつも元気をもらっている。頑張れー」と声をからした。
エース大塚尚仁投手(2年)は初回、相手を3者連続三振に取る最高の立ち上がり。二回に田村拓也選手(3年)が中前打、三回表には山下翼選手(同)が遊撃内野安打で出塁したが、後続が打ち取られ、あと1本が出ない。
三回、履正社に1点を先制され、四、五回にも失点。それでも勝負をあきらめない。反撃は六回表。エラーで出塁した山下選手が盗塁、続く岡山士朗選手(2年)の投ゴロが野選を誘って1死一、二塁のチャンス。坂井宏志朗主将(3年)が左前適時打を放つと、スタンドは歓喜の渦に包まれた。さらに相手のミスで1点を追加した。
波に乗りたい九州学院だが、八回、3点を奪われ、点差が6点に広がった。最終回、大逆転を期待して応援団は声を張り上げたが、最後の打者が一ゴロに終わり、ゲームセット。
4月から九州学院に入学し、野球部に入る予定の島田海吏君(15)は「選手たちはよく頑張った。自分も甲子園で活躍したい」と目を輝かせた。
保護者会の小林正一会長(54)は「強豪校と戦えたことを励みに、また夏に一緒に帰ってきます」と、選手たちをねぎらった。
=2011/03/31付 西日本新聞朝刊=
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