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長崎が生んだプリンス田中大貴 “塩顔”のイケメンエース バスケB1・アルバルク東京

Bリーグ1部のアルバルク東京で活躍する田中大貴
Bリーグ1部のアルバルク東京で活躍する田中大貴
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 男子プロバスケットボールのBリーグが昨年9月に開幕した。旧ナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)と旧日本プロバスケットボールリーグ(TKbjリーグ)を統合、新たに発足したリーグの顔として活躍するのが、B1アルバルク(A)東京の田中大貴(25)=長崎県出身=だ。華麗なプレーはもちろん、塩顔系のマスクでも注目を集める日本屈指の逸材。人気と実力を兼ね備えた「プリンス」が初代王者、そして2020年東京五輪へと突き進む。 (伊藤瀬里加)

 イケメンエースは自覚も十分に言い切った。国際連盟による日本協会の資格停止処分など、紆余(うよ)曲折の末に始まったBリーグ。「子どもたちが目指す場所ができた。憧れを持ってもらえるように頑張る責任がある」。B1東地区で首位を走るA東京の田中は言葉に力を込めた。

 ■192センチ93キロ25歳

 生まれ変わった日本バスケ界の「顔」といえる存在だ。192センチの長身に端正なルックス。新リーグPRのため開幕前から各メディアに引っ張りだこになった。紹介される際の形容詞は「プリンス」。日本人初の米プロバスケットボール協会(NBA)プレーヤーとなった田臥勇太(栃木)らとともに男性ファッション誌の表紙も飾った。

 ■東地区で首位

 もちろんプレーでも存在感は際立っている。シュート、パス、守備など全てを高いレベルでこなし、全日本総合選手権4強に貢献。Bリーグは開幕から全27試合に先発出場中だ。「お客さんも多く楽しい。秋田とかは完全にアウェーだけど雰囲気がいい」。地域密着で熱心なファンも多い旧TKbjリーグのチームとの対戦は、NBL出身の田中にとって大きな刺激となっているようだ。

 長崎県雲仙市出身。小2で始めた競技の才能が開花したのは長崎西高時代だった。入学直後、同校の後藤慶太監督に「しっかり頑張れば日本代表に入れる」と言われた。中学で全国的な実績があったわけではなく「びっくりした」と当時を振り返るが、その言葉を信じて練習に励んだ。

 ■日本代表経験

 県内屈指の進学校で練習時間は1時間半から2時間程度。限られた時間で「今の自分の基礎になっている」という守備を徹底的に磨き、全体練習以外に自主練習もこなした。入学時に約170センチだった身長は3年間で190センチ近くまで伸長。体ができてくると、持ち前のセンスが生きるようになった。「やれないことはない」と手応えをつかみ、東海大3年時からは日本代表にも名を連ねるようになった。

 産声を上げたばかりのBリーグを背負うとともに、2020年東京五輪を28歳で迎える。その話題になるとポーカーフェースを少しだけ崩し、口調は熱を帯びた。「東京五輪に対しては強い思いがある。必ずメンバーに残って出場したい。キャリアのピークをそこに持っていくつもりでやっている」。日本男子が五輪に出場すれば、1976年モントリオール大会以来。夢への挑戦はまだ始まったばかりだ。

 ◆塩顔 和風であっさりの「しょうゆ顔」よりさらにすっきりした顔立ちの男性。色白で一重や奥二重が多い。俳優の向井理や星野源、坂口健太郎、山崎賢人、フィギュアスケートの羽生結弦、バレーボールの柳田将洋、石川祐希らが塩顔の代表とされる。

 ◆田中大貴(たなか・だいき)1991年9月3日生まれ。長崎県雲仙市出身。富津小2年時に友人の誘いでバスケットボールを始める。小浜中2年時に長崎選抜の一員として都道府県対抗ジュニア大会出場。長崎西高2、3年時に全国高校選抜優勝大会(ウインターカップ)で2年連続16強入りした。東海大では3、4年時に全日本大学選手権連覇、3年からは日本代表でも活躍。2014年に当時NBLのトヨタ自動車アルバルク東京に入団。長崎西高の「ニシ」から背番号24を選んだ。192センチ、93キロ。ポジションはシューティングガード(SG)。

=2017/01/12付 西日本スポーツ=

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