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決戦へスマホ没収 V・ファーレン長崎の高木監督

大勢の報道陣に囲まれて取材を受けるJ2長崎の高木琢也監督(奥)
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報道陣から一足早い50歳の誕生日ケーキとプレゼントをもらい、笑顔の高木監督
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 決戦へスマホ“没収”!! J2で自動昇格圏内の2位につけ、悲願の初昇格が近づくV・ファーレン長崎の高木琢也監督(49)が、今季ホーム最終戦となる讃岐戦当日の11日に他会場の情報を遮断する考えを明かした。同日午後2時開始の3位名古屋と4位アビスパ福岡の結果次第で、同7時開始の讃岐戦は勝てば長崎のJ1初昇格が決まる大一番になる。重圧を軽くするため、指揮官は事前に選手のスマートフォンを取り上げ、目の前の一戦に集中させる意向だ。一方の福岡は前節の湘南戦で負傷退場した仲川輝人(25)と松田力(26)の両FWが、やはりホーム最終戦の松本戦での得点を誓った。

■ミニキャンプ再び

 今節昇格を決めるには、先に試合をする名古屋と福岡が引き分け以下に終わるのが条件。長崎としてはライバルの動向が気になるが、高木監督は“雑音”を封じる。「僕らは結果を出さないと道が開けない。選手の携帯電話を取り上げ、情報が入らないようにする」。2チームの試合開始前に選手からスマホを集めるというのだ。

 昨季15位の長崎は挑戦者の立場を貫き、一戦必勝を続けて快進撃した。指揮官は「他会場の結果を考えてプレーできる選手はいない。目の前の試合に集中するだけ」と言い切る。2チームとの勝ち点差は2あるが、得失点差は13で名古屋(21)や福岡(18)より少なく、勝ち点で並ばれると2位から転落。自力昇格には残り2戦とも勝つしかなく、置かれた立場に変わりはないとの考えだ。

 チームは8、9日の2日間、長崎県島原市でミニキャンプを張った。今季2度目で、1度目は東京Vに1-2で敗れた直後の8月下旬。同市内の花火大会に合わせ、気分転換を図る狙いもあった。寝食をともにした選手は結束を強化。直後のホーム京都戦から11戦負けなしで、5位だった順位は2位まで浮上した。

 今回は長崎市内の練習場の芝生が荒れてきたため、けがを防ぐのが目的。それでも同じ釜の飯を食べ、快進撃を始めた当時のチャレンジ精神を再確認した。「リラックスし、練習も普段通りできた。他力は考えず、あと二つ勝つ」とDF田上も一戦必勝を強調した。

 高木監督は2006年に横浜FCを率い、J2優勝でJ1昇格を果たした。「今回は生まれ育った故郷のクラブで思い入れは強い。でも横浜FCの経験が生きているので、今のところプレッシャーは感じない」と自然体を強調する。情報も讃岐の攻撃もシャットアウト。後は運命に任せる。 (末継智章)

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■40代最後の試合白星誓った 一足早く50歳誕生祝い

 12日で50歳になる高木監督が、一足早く報道陣から誕生日ケーキを渡され「これからは健康に気を使わないと」と笑みを浮かべた。30代だった2006~07年に横浜FCでJ1昇格とJ1での戦いを経験した。09年からは東京V、熊本、長崎とJ2で指揮を続ける高木監督にとって、讃岐戦は40代最後の采配。「しっかりしないと」と白星締めを誓った。

=2017/11/10付 西日本スポーツ=

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