西日本新聞電子版サービス

ご意見・情報をお寄せください

西日本新聞・都市圏総局
メールアドレス tiiki@nishinippon.co.jp
ファックス 092(711)6242
フェイスブック(西日本新聞ニュース)

公明・みらいVS自民 空港出資基金案を特別委で質疑 福岡市議会

 福岡市議会条例予算特別委員会第3分科会は17日、自民党市議団が議員提案した「活力ある福岡空港づくり基金」条例案の質疑を行った。自民は条例案で、空港民間委託後の新運営事業者に出資すべきだと訴え、出資すべきでないとする高島宗一郎市長と対立している。同じ与党会派としてスクラムを組んできた公明党、みらい福岡は今回高島市長側に立ち、自民に対して真正面から論戦を挑む異例の展開となった。

 「株主比率は何%で、出資金額はいくらを考えているのか。財源は」「市が出資することで、新運営事業者の経営自由度は抑制されないのか」-。トップバッターに立った公明の黒子秀勇樹団長は、畳みかけるように自民に回答を迫った。

 これに対し、自民の津田信太郎市議は「比率の多寡はそれほど重視していない。高島市長に国、県との協議を通して適切な比率を判断してもらいたい」。財源については「予算提案権、執行権は首長のみが持っており、(議会が)踏み込み過ぎるのは適切でない」と答弁。市の出資により新運営事業者が地域の戦略とスムーズに連携、調整できるようになると反論した。

 みらい福岡の笠康雄会長は冒頭、「同じ保守系の与党同士で、提案会派に質問するのは初めて。少々やりづらい」と心情を吐露。自民は出資に高収益を想定していると指摘し、「新運営事業者は民間委託の運営権対価を支払わなければならず、滑走路の運用など(不確実な要素)も抱え込む」とハイリスクになる懸念をただした。自民の川上晋平市議は「黒字、赤字が(出資の)判断基準ではなく、公共性だ」などと答えた。

 一方、市民クラブの江藤博美市議は「(出資を決めている)県と同一歩調を取ることが大きなポイント。市議会の意思を表す手段として賛成したい」と明言。共産の綿貫英彦市議は、民間委託自体には反対を表明した上で「今後も、これまで以上に空港運営に公的な関与が必要」。維新の会の冨永正博市議は、出資しないデメリットをさらに具体的に示すよう自民に求めた。

 この日は第3委員会に所属していない市議12人が傍聴し、一問一答を注視した。自民の大原弥寿男委員長は、最後に「緊張した審査だった。みなさん、深呼吸して」と引き取った。

=2017/03/18付 西日本新聞朝刊=

続報中

西日本新聞のイチオシ[PR]

地方議会「見える化」計画とは?

 地方議会の活性化を応援し、住民にとって身近な存在への改革を後押しする西日本新聞のキャンペーン。地方議会の日常的な質疑や議員さんたちの活動を西日本新聞紙面やインターネット、SNSなどを活用して発信します。皆さんの身近な地域の課題やお困りごと、意欲的な取り組みなども取り上げながら、地方議会と共に解決に向けたお手伝いをできればと考えています。

トピックスニュース

ランキング

  1. 「辞任は当然」地元・佐賀 今村復興相更迭
  2. 記念招待試合でボールを追う福岡高(赤)と修猷館高(水色)のフィフティーン
    福高圧勝、100周年に花 ラグビー部、修猷館高と記念試合
  3. 警固公園でたむろする特攻服姿の若者たち(読者提供)
    中学「卒業集会」、いたちごっこ 博多駅で騒ぎ→警察が補導→舞台は天神へ
  4. 少女像設置に市民団体抗議 釜山の日本総領事館前
  5. 九州の政治家失言多い? 今村復興相引責辞任 震災巡り失言 国会審議止まる
西日本新聞のイチオシ[PR]