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白バイ隊員の夢へ一歩 時津署久留里交番の新人巡査

「地域の人と接する時間が楽しい」と話す長崎県警の大朝葵(おおあさ・あおい)巡査
「地域の人と接する時間が楽しい」と話す長崎県警の大朝葵(おおあさ・あおい)巡査

 昨春、県警に採用され、警察学校での半年の研修を終え、昨年10月から時津町の久留里交番に勤務する大朝葵さん(23)。真新しい制服に身を包み、交通事故の現場で交通整理をしたり、時には事故被害者宅を訪問したりする。被害者家族の声は悲しいものばかり。「地域の楽しい声を守りたい。事故を未然に防ぎたい」

 高校まで滋賀県で過ごした。高校教諭を志し、長崎大に進学。坂の多さに戸惑い、長崎の印象はあまりよくなかった。地元に戻り、働くつもりだった。だが、近所の人が釣った魚を一緒に食べたり、1人暮らしを心配する地域の人の優しさに触れたりするうち、長崎で働きたい気持ちが強くなっていった。

 身長は155センチと小柄な体格。柔剣道のような武道は経験が無く、幼少期から中学時代までバイオリンを習うなど音楽好きだった。警察官という職業は「頭をよぎったこともなく、ほど遠い存在」だった。

 転機は大学2年。中型バイクに乗り始め、乗りこなせるようになると自信につながった。「それまで得意と言えるものが何一つなかった。得意なものを生かせる仕事がしたい」と思うようになった。白バイ隊員への憧れが、警察官を目指すきっかけとなった。

 警察学校でのトレーニングや、交番の長時間勤務をきつく感じたこともある。事故現場で気が動転し、関係者や目撃者の話をうまく聞き出せないことも多い。「自分には向いていないかも」と悩みがよぎる。それでも、バイクで鍋冠山公園(長崎市)や仁田峠(雲仙市)に向かい、広がる景色を見下ろすと気持ちが安らぐ。何より、地域の人から「あなたと話すと落ち着く」と言われると不思議と力が湧く。

 県警の白バイ隊員は現在49人と狭き門だ。だが夢は捨てない。「いつも先輩や地域の人に助けられてばかりだけど、いつか私の強みを生かして、皆の笑顔を守れる警察官になりたい」 

私の好きな気分転換

 長崎市出身の歌手で俳優の福山雅治さんの歌やドラマを見ることが大好きです。お気に入りは「fighting pose」という曲。格好良くて、渋い声が最高です。ほかにも普段乗っているバイクの整備をしたり、洋服を買ったり、女子会をしたりするとすごくいい気持ちになります。

=2017/01/22付 西日本新聞朝刊=

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