地元遺産へ誘う

【推し遺産②】昭和のまま、時が止まった島

-推薦人 劇団ギンギラ太陽's主宰 大塚ムネトさん(48)-
昭和のまま、時が止まった島
 昭和のある時点で時間が止まったこの島に上陸してみると、一つの「時代」の塊がどっと自分に語りかけてきて困惑しました。今までいろいろなものを実際に取材して擬人化し、芝居の物語にしてきましたが、この島は学校、団地、病院…と、島内にある建物の一つ一つに多くの物語が詰まっていて圧倒されました。
 島のどの時期を想像するかによってもこの島の見え方は変わると思いますが、少なくとも戦後のある時期には当時最先端の快適な暮らしを島民が送っていたことを、元住民の坂本道徳さんに伺いました。
 ここは単に過去を振り返る場所ではなく、未来を考える場所でもあります。物質追求文明のなれの果てが今のこの島の姿だとすると、僕らもよく考えて未来の暮らしを選んでいかないと、九州自体が同じ姿になってしまうかもしれません。

memo 三菱が1890年に本格的な採炭を始め、炭鉱の島として栄えた。1974年の閉山で無人に。最盛期人口は5000人を超えた。

写真特集

写真一覧へ

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]