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【推し遺産④】西日本”最後”の秘宝館 佐賀・嬉野

-推薦人 北海道大助教・妙木忍さん(36)-
西日本”最後”の秘宝館 佐賀・嬉野

3月末閉館となる「嬉野観光秘宝館」

西日本”最後”の秘宝館 佐賀・嬉野
 秘宝館は「性」をテーマにした参加型の展示施設で、等身大の精巧な人形などが特徴。1970~80年代、日本各地に建てられ、北海道から九州まで20館以上ありました。現在は静岡県熱海市、栃木県日光市、佐賀県嬉野市の3館だけです。私は2005年から社会学の視点で研究しています。
 秘宝館は、高度成長に伴う観光の大衆化と軌を一にして増え、団体旅行の訪問先、余暇を過ごす場となりました。90年代以降、閉館が相次ぎましたが、その展示品は写真集や展覧会で紹介され、国内外で評価されています。
 西日本唯一となった嬉野観光秘宝館は音響や照明などの質も高く、展示品には芸術性も。嬉野の茶摘みや鍋島藩の化け猫騒動など地域文化を扱った展示も多い。3月末の閉館が残念です。

memo 1983年開館。80年代後半のピーク時には年間約12万人が訪れたが、近年は同4000~5000人と低迷している。展示品は閉館後、希望者に無償で譲る。

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