地元遺産へ誘う

【推し遺産⑦】星型ハウス 設計キラリ

-推薦人 デザイン会社社長・松山真介さん(45)-
星型ハウス 設計キラリ

小笹団地にはスターハウスと呼ばれる集合住宅が立ち並ぶ(本社ヘリから)

 空から見るとY字形で星のように見え、建物マニアの間では「スターハウス」と呼ばれています。中でも2棟つながっている「ダブルスターハウス」は国内でも珍しい。星形だけでなく、未来に向けて挑戦的な設計なんです。長方形の一般的な団地は2面採光ですが、スターハウスは3面採光で、ベランダにはコンクリートのプランターが標準装備。階上からごみを捨てるダストシュートも昔は使われていたようです。給排水の配管が交換しやすいよう外壁から出ている棟もあります。
 団地ができた昭和30年代は高度経済成長期で、住宅が必要でした。今は、人口減や環境問題などを考慮すると壊しては建てる時代ではない。在る建物を見直す時です。長く立っているからこそコミュニティーも成熟し、暮らしやすい環境が築かれる側面もありますから。

memo 小笹団地(54棟)は福岡県住宅供給公社が管理する74団地の中でも最大規模。うち11棟がスターハウスで、1959年ごろ完成した。老朽化で一部建て替え計画が進む。

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