西日本新聞

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カネミ油症事件と仮払金問題

 1968年にカネミ倉庫(北九州市)製造の食用米ぬか油を摂取した1万4000人以上が肝機能障害などを届け出た食品公害事件。

 ダイオキシン類が主原因と判明。認定患者は死者を含め約1900人。損害賠償請求訴訟の下級審で国の責任を認める判決が出たため患者に約27億円が仮払いされたが、上告審で患者側が国への訴えを取り下げ、返還義務が生じた。

 与党は年収を基準(夫婦と子ども2人で税引き後1000万円未満など)に免除する特例法案を決定。未返還者約500人のうち約480人が対象となる。また、2008年度に認定患者の健康調査を行い、1人20万円の調査協力金を支給する救済案も決めている。

(2007年5月22日掲載)

 カネミ倉庫(北九州市)製造の食用米ぬか油を摂取した1万4000人以上が皮膚炎や肝機能障害などの被害を届け出た食品公害事件。原因物質はポリ塩化ビフェニール(PCB)とされ、後にダイオキシン類のポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)が主原因と判明した。認定患者は死者を含め約1900人。損害賠償訴訟の下級審で国の責任を認める判決が出たため1984-85年、国から患者に仮払金約27億円が支払われた。最高裁段階で企業側と和解が成立、患者側は国への訴えを取り下げ、返還問題が生じた。返還の猶予措置が2006年度から順次期限切れを迎え、患者の負担軽減が課題となっていた。

(2007年4月11日掲載)


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