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名張毒ぶどう酒事件

 三重県名張市の公民館で1961年3月28日、ぶどう酒を飲んだ奥西勝元被告(86)の妻ら女性5人が死亡し、飲み残しから農薬が検出された。元被告は捜査段階で「自白」したが、起訴直前に否認に転じ、津地裁が64年、証拠不足を理由に無罪判決。69年の名古屋高裁で逆転死刑判決となり、72年に確定した。2005年4月、第7次再審請求で名古屋高裁が再審開始を決定。検察側が異議を申し立てた結果、06年12月に名古屋高裁の別の裁判長が決定を取り消し。元被告側が最高裁に特別抗告し、10年4月、最高裁は名古屋高裁に審理を差し戻した。昨年9月、高裁が選んだ鑑定人が、再製造された農薬成分の鑑定書を提出した。

(2012年2月15日掲載)


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