川辺川利水事業
熊本県人吉市と球磨郡5町村(あさぎり町、多良木町、錦町、相良村、山江村)の約3600ヘクタールに、川辺川ダム(建設予定地・相良村)から農業用水を引く事業として1968年に計画され、84年に計画決定した。しかし、国が集めた農家の同意の正当性が争われた川辺川利水訴訟は、2003年5月の控訴審で国の敗訴が確定。農林水産省は06年、ダムを水源としない新たな取水案を提案したが、農家などの賛否が割れ、08年度以降、事業を休止している。
(2012年1月20日掲載)
当初は、川辺川ダムを水源としていたが、2003年の川辺川利水訴訟控訴審判決で国が敗訴したため、計画変更が必要となり、熊本県や地元6市町村、ダム反対派農家などが新計画策定に向けての協議を進めてきた。ダム案、非ダム案の2案が示され、今年3月末までの一本化を目指していたが、同月になって突然、熊本県がダム建設予定地の直下から取水する新案を示したため、協議が混乱。事態打開へ同月下旬、同県などが農水省に新たな利水計画案の検討を要請した。
(2006年5月30日掲載)
川辺川利水事業は当初、川辺川ダムを水源としていたが、2003年の川辺川利水訴訟控訴審判決で国が敗訴したため、熊本県や農水省、地元6市町村、ダム反対派農家らが新計画策定協議を進めてきた。「ダム案」「非ダム案」は昨年5月までに提示され、農家意向調査や国交省の収用申請取り下げなどを受けて何度か修正された。最終案では、受益面積はいずれも1299ヘクタール。ダム案は総事業費480億円、維持管理費年間9000万円で、通水開始は早くて15年度。非ダム案は総事業費350億円、維持管理費同1億4900万円、通水開始は早くて12年度。
(2006年3月7日掲載)