西日本新聞

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円キャリー取引

 通貨間の金利差を利用した取引で、低金利で割安な円を調達し、それをドルなど金利の高い国の通貨に換えて株や債券などに投資する。日本の超低金利政策が長期間続いたため海外の投機筋などが積極活用。膨らんだ投資マネーが、世界的な株高の一因となった。
 日銀が2月に利上げしたことで、海外との金利差が縮小するとの観測が浮上。円キャリー取引のメリットがなくなることを嫌った投機筋が資金を引き上げ、今回の世界同時株安につながったと指摘される。同取引の解消では、円が買い戻されるため円高が進行、輸出関連企業の業績に悪影響が出るとの懸念も日本株売りを加速させている。

(2007年3月6日掲載)

 主要国の中で最も金利の安い円を金利の高い国の通貨に替え、その国の株、債券、金融派生商品などに投資する取引。取引規模などは把握できていない。為替相場の変動を考えなければ、金利差だけでもうけることができる。円を売って高金利通貨を買うので、円安につながる。だが外国為替市場では、常に金利の高い通貨が買われるわけではないし、各国の金利差の変化に比べ、為替の変動は激しい。各国の金利見通しが変われば、投資家の間で円キャリー取引の解消が広がることもあり得る。その場合は円を買い戻すことになるので、円高圧力が強まる恐れがある。

(2007年1月25日掲載)


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