西日本新聞

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貧酸素水塊

 水中に溶け込んだ酸素の濃度(溶存酸素濃度)が30―40%を下回る状態。閉鎖的内湾で発生しやすい。タイラギ漁場の海域は7月下旬以降、15%前後を観測。魚は退避するが、貝類は逃げられず、酸素呼吸ができず体内の酸性が強くなり死ぬ。漁業や養殖業などに壊滅的打撃をもたらすこともある。夏季は、表層の海水と底層の海水の密度差が大きくなり、上下の混合(鉛直混合)が起こりにくくなる。底層にプランクトンの死骸(しがい)も積もり、分解に酸素が消費され無酸素状態を助長する。

(2010年8月6日掲載)

 水中の酸素量が極めて不足している状態。閉鎖的内湾で発生しやすい。魚は退避するが、貝類は逃げられず、酸素呼吸ができず体内の酸性が強くなり死ぬ。漁業や養殖業などに壊滅的打撃をもたらすこともある。有明海のタイラギ不漁の要因。発生メカニズムの例として、夏場の赤潮がある。海底層にプランクトンの死骸(しがい)が積もり、分解に酸素が消費され無酸素状態になる。毒性がある硫化水素を発散する嫌気性細菌も海底に繁殖し、大量死の原因をつくる。

(2009年6月14日掲載)


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