
景気は回復しながらも雇用が増えない状態。1990年代初期のアメリカで起こった。企業側は過剰となった雇用や設備を圧縮する体質強化を優先。情報技術(IT)導入や業務の外注(アウトソーシング)を進めて業務効率化を図った。業績は回復しても新規雇用にはつながらず、失業率は高止まりした。日本でも2000年前後に同じ現象が起こり、03年4月などの完全失業率は当時最悪の5・5%となった。
2009年度の年次経済財政報告(経済財政白書)は、余剰人員となっている「企業内失業者」は、600万人を超えると推計しており、さらなる雇用調整への懸念が強まっている。
(2009年8月29日掲載)



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